愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ビッグデータを宝の持ち腐れとしている過ちを考察する

・データ統合の問題を理解していない 企業でビッグデータの価値が制限されてしまう第1の要因は、互換性と統合の問題です。 ビッグデータの大きな特徴の1つは、データソースの多様性です。 しかし、そのデータに互換性がない、あるいは統合が難しいという状態…

42.5歳から「出世したくない派」が増える

前述の2つの「谷」が、日本企業が長きに わたって築いてきた独自の雇用慣行、 すなわち日本型雇用と密接に関係して いるといわれます。 これが「キャリアのターニングポイント」 となって、われわれは特定の タイミングで「停滞感」を味わわされて いるのです。 第…

つねに現場からの「変化」を目指す

どんな場所にも、否定から入る人は いるものです。 否定してしまう原因は3つあります。 まずひとつは、「上から目線」。 人は提案を受けて判断する立場に 立つと、悪気はなくても知らず知らずの うちに傲慢になってしまうというのです。 もうひとつは、「耳…

待ち受ける2つの谷底

「仕事だけが人生じゃない…」 「別に出世なんかしたくない…」 「定年退職までガマンするだけ…」 このような思いを抱きながら 過ごしている人もいらっしゃる でしょうが、必ずしもこうした 考え方を否定できません。 これからは「多様な働き方」や「職場の ダイバーシ…

優れたプロフェッショナルは自分の仕事の範囲を狭めない

「意思決定者の立場で考えなさい」と常日頃から鼓舞してくれる上司がいると、部下にとっても励みになるものです。 意思決定者には、現実が嵐のように襲いかかるものです。 しかもその大半は、現在も進行中の現実なので、矛盾に満ちていて全体像が見えないも…

終業時に「復習」と「予習」をする

終業時に一日の振り返りと翌日の段取り をしっかり行うことは、仕事の パフォーマンスを上げるうえでとても 大切なことです。 振り返ることによって翌日の朝から ロケットスタートできるようになります。 なお振り返りをする際は、自分と対話 しながら進める…

意思決定者になったつもりで考える

私たちは仕事上の問題に対して、会社や部署の立場から自分の意見を述べることがあります。 あるいは問題について十分に吟味せず、利害関係者たちの関心事も考慮することなく意見をいうこともあります。 しかし、そのとき適切で的を射た意見を述べたとしても…

「タイマー」を使って集中力をアップする

集中できずにダラダラと過ごしてしまう ことは、誰にでもあることです。 疲れていたり、気になることがあったり、 仕事がつまらなかったり、不安や懸念が あったりなど、理由もさまざまです。 そんなときは無理をして難しい課題に 取り組んだり、頭を使わな…

経営者マインドとは…

リーダーシップは行動がすべてであり、地位も立場も無関係です。 自身の性格や人生経験が、リーダーとしての可能性に影響することは事実だけれど、その能力を開花させられるかどうかは自分自身の行動にかかっているのだといいます。 たしかに外的な要因が、…

自分の「タイムゾーン」を見つけると集中できる

高いパフォーマンスを発揮できる時間 帯は、人それぞれ違うもの。そこで、 まずは自分がもっとも集中でき、 パフォーマンスの上がる時間帯を把握 することが大切です。 そして、その時間帯を最大限に活用する ために、外部から邪魔されず、集中 できる環境を…

人生の時間は限られている(自分の人生を生きるには…)

人生の時間は限られています。 私はその限られた人生の時間を、最大限自分のために使いたいと考えました。 このまま会社員として働き続けても、それは会社という他人の人生を生きることになり、自分を活かせないと思ったのです。 結果だけ見れば、退職してフ…

財を成す人に共通する条件

現在の日本は「売り手市場」で、大卒の就職率がかなり高い状況です。 どの産業においても、他国とくらべて高い賃金を享受できる環境にあるわけです。 しかし今後の日本は確実に、これまで信じてきた「大国」というポジションから「普通」の国へと変わってい…

シミュレーション思考とは!?

「世界に対する好奇心」、地理と政治を結びつける「地政学」、私たちの経済生活の基盤をよく知るための「お金の歴史」の3つの柱こそ、シミュレーション思考に欠かせないものです。 ストーリーをつくる際に大切なのは、たったひとつしかない結果を予測するの…

「自分は遅い」と認める人ほど成長する

限られた時間内で成果を出す人の仕事 の進め方は、シンプルかつリズミカル。 スイッチがオンになり、高い集中力と スピードにより、優先順位の高い仕事 から一気に取りかかるものです。 そして終わればスイッチがオフになり、 ひと休み。こうしたサイクルを…

自動車メーカーの顧客は誰になるのか?

世界が共通化しようとしているプラットフォームを、わざわざ個別にするような戦略が、本当に正しいのかどうか、疑問があります。 しかも、IoTというのは、インターネット上で繋がることに意味があるので、囲うという発想とは本質的に相性が悪いのです。 基盤…

スケールを大きくする

どうしても悩みが頭の中から離れない とき、 「自分は、広大な宇宙の中にある、 地球という一つの星の中の日本という 国のあるところに住んでいる人間。 今悩んでいることなんて、 そのちっぽけな人間の頭の中だけに ある電気信号にすぎないんだ」と 考えて…

ITを経営革新に使う世界、業務の効率化にとどめる日本

ITというと、米国をはじめとする世界の先端的な国々では、経営を革新するための手段と捉えています。 ITによって、これまで実現できなかった仕組み価値を生み出すといったように。 欧米に対して、日本では、いまだに生産性の向上が、ITの活用の主な目的にと…

なぜ、私たちは「質問」されるのが好きなのか?

「質問による気づき」は、それを与えられた人に、大きな喜びの感情を呼び起こします。 大人になってからでも、1人でなにか物事を考え続けた結果、「あ、そういうことか!」とひらめいたり、腑に落ちたりする経験というのは、とても心地が良いものです。 考え…

3つの相槌で、人の心は開ける

会話の達人は「相槌の達人」。 相槌をうまく使いこなせるように なると、それだけで相手の心を 開き、信頼関係を深めることが できます。 しかしなぜ、相槌が人の心を開かせる のでしょうか? このことに関連して著者は、心を 開かせる相槌には一定の法則があ…

「人生の意味」を追求した哲学者たちの教えが詰まった「実存主義哲学」

哲学者ニーチェは、我々がなんの疑いもなく信じ込んでいる道徳心や自己犠牲の精神は都合よく作られた「奴隷道徳」である可能性があるとして警鐘を鳴らして います。 ニーチェは要領がよく自分勝手でいい思いばかりしている者は「悪」であり、報われなくとも…

相手の聞いてほしい話を引き出すコツ

人には、「他者から承認されたい」と いう「承認欲求」があるもの (マズローの欲求階層説)。 承認欲求が満たされると、心が癒され たり、自信がついたりするため、 承認してくれた相手に対して親近感 や安心感を抱くわけです。 自分の話したいことを自然と話し…

途中でチェックポイントを設ける

ほかのメンバーに仕事を依頼していたが、1週間後に出てきたものを見たら、期待していたものとまったく違っていて、結局最初からやり直さないといけなくなった。 これもよくある失敗です。 若手やその仕事に慣れていない人、スキルの低い人の場合に起こりやす…

デフォルトモード・ネットワークで記憶を解放する

微弱信号は、勉強に集中して我を 忘れているときや、ぐっすり寝ている ときには感じないものだそうです。 逆に、勉強の途中に窓の外の空を 見上げたり、寝る前に布団に入って きょうの出来事を思い出したりという ような、どうでもいいときに感じる ものです…

仕事を頼むときは「点数」を決める

仕事をほかの人に任せるときはどうすればよいでしょうか。 人に依頼するときはゴールの点数を決めるのが秘訣。 学校のテストや受験勉強では、100点を目指して1点でも多く取ることが価値のあることでした。 しかし、ビジネスにおいてはそうではありません。 …

他人は自分が思うほど自分を気にしていない

ネガティブな思い込みを除去するため には、「失敗の一般化が死を招く」と いう報告が効果的だと言われています。 限られた特殊環境下の結果と、自分の 一般条件下の存在価値は、まったく 関係がありません。 さらに効果的なのは、「他人は自分が 思うほど自分…

忙しいことを「偉い」と思っていないか?

「デリゲーション」という言葉をご存知でしょうか。 日本語では「委任」とか「権限委譲」という意味です。 世界的ベストセラーである『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー)には、次のように書かれています。 「目標達成には、2つしか方法はない。自分…

「なんでもパーフェクトはあり得ない」

手っ取り早く、後者の後天的な問題で あるネガティブな思いを除去するため には、まず、思い出すとイヤになる ような恥ずかしいことや残念なことに ついては「仕方がない」と認め、 反省・修正・改善することをあきらめる べきです。 できれば忘れるほうがいい…

多様性はいかにチームのパフォーマンスに寄与するのか?

多くの研究によれば、人材多様性(ダイバーシティ)はビジネスの成功と関係があります。 先天的なもの(人種、性別など)であれ、後天的なもの(経験、文化的背景など)であれ、それは同じです。 多様性に関する世間の詮索はますます厳しくなり、業績へのメ…

なりたい自分のために観照する

自分の強みを生かすことが大切だと いっても、必ずしも自分の得意なこと を生かせる気に入った仕事をさせて もらえるわけではありません。 特に若いうちは、なかなかそういう 仕事や職種に就けないものです。 また、自分の第一希望の会社に就職 できないこと…

IoT(Internet of things)とは「ビッグデータや人工知能を、やみくもに使うことではない」

・「データさえ集めればビジネスが変わる」という幻想 確かに、センサーのコストが飛躍的に下がってきたので、集められるデータの種類は膨大になってきました。 また、人工知能にしても、自動運転を可能にしたり、囲碁で人間に勝ったりするほどの急速な進歩を…