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経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

意思決定者になったつもりで考える

私たちは仕事上の問題に対して、
会社や部署の立場から自分の意見を
述べることがあります。

 

あるいは問題について十分に吟味
せず、利害関係者たちの関心事も
考慮することなく意見をいうことも
あります。

 

しかし、そのとき適切で的を射た
意見を述べたとしても、
それはリーダーシップを発揮した
ことにはならないと著者はいいます。

 

理由は、リーダーシップには多くの
ことが求められるからです。


 

そしてその第一歩は、もっと視野を
広げ、「自分がなすべきことはなにか」
を考えること。


 

すなわち、経営者になったつもりで、
なすべきことを考えるわけです。


 

そうすれば、理路整然と考えられる
ようになり、仕事の効率も上がると
いいます。

 

ただ、「経営者になったつもりで
考える」ことは、それほど簡単な
ことではないようです。

 

なぜなら、意思決定者の立場で
物事を考えなければならない
からです。

 

そもそも、トップの人のプレッシャー
は尋常ではありません。

 

多くのことを考えなければならず、
利害関係者も多い。

 

現代社会では物事が複雑に絡み
合っていますし、状況は変わり
続けるものです。

 

おまけに考慮すべき問題は山のように
あるのですから、「これは私の仕事
じゃない!」などと視野が狭まって
しまうのも無理はないということ。

 

しかし、リーダーを目指す人にとって
はそれが仕事。

 

だからこそ、それを実践すると
フラストレーションが>たまる人、
悩む人、過大なストレスを感じる人は、
そうした感情に慣れる必要があるのだ
という考え方です。


 

そして練習を重ねるうちに、やがて
精神的な負担も軽くなっていく。

 

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リーダーは、いま置かれている状況で
なにをすべきか確信を得ようと、
日夜考えているものです。

 

しかし現実には、確たる見解が
得られない場合がほとんどだと
いいます。

 

だから、ある程度の確信が得られる
まで、情報を集め、悩み、状況を
分析し続けるわけです。


 

他方に早々と確信を得る人もいる
ものの、その確信に固執するあまり、
よい判断を下すために考慮すべき
重要な事柄を見落としてしまうこと
もありがちです。

 

だからこそ時間をかけて情報を集め、
他の意見も検討し、熟考して公平な
判断を下すように注意しなければ
ならないということです。


 

確信に到達するまでのプロセスは、
決して楽ではないでしょう。

 

状況も考慮すべき事柄も変化し
続けますし、同じ状況に直面して
いても、人によって解決策も違って
くるのですから、そうしたあらゆる
ことを考慮するため、
リーダーは分析を行い、周囲から
アドバイスや情報を受け取り、
あらゆる可能性について議論し深く
考察する必要があるわけです。


 

その過程について、苦行のように

つらいことですが、しかしこの

”苦行”を行う間は、必ずしも解決策を

得る必要はないともいえます。

 

つまり、答えがわからなくても
かまわないということ。

 

しかし、そうはいってもリーダー
なのですから、重要な問題に
対してはある程度の確信を得る
まで努力し続ける必要がある
でしょう。

 

では、どうすればいいのか?

 

その問いに対しては、適切な判断に
到達するまで、チームとして
協力して取り組むことが大切
だとしています。


 

そうやって練習するうちに自分への
理解が深まり、「確信」というものが
感覚的にわかってくるというのです。

 

だから、「確信」の感覚を得られる
ようなやり方で、仕事に取り組んで
いけばいいということ。


 

少なくとも、「経営者のように考える
なんて無理だ」と言い訳を並べ立てる
人は、リーダーではないと著者は
はっきり主張しています。

 

経営者が直面する課題を受け入れ、
部下たちにも同じように考えろと
促す人こそが、真のリーダーだと
いうことです。

 
参考文献:「自分の殻」を打ち破る 
ハーバードのリーダーシップ講義
(ロバート・スティーヴン・カプラン著、
福井久美子訳、CCCメディアハウス刊)

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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