愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

ソーシャルインパクトの経営資源化を考える

FacebookTwitterなどのソーシャル
メディアという手段を戦略的に
マーケティングに活用している方は
多いかもしれません。

 

ソーシャルアントレプレナー
社会起業家)として、ビジネスの手法で
社会課題の解決に取り組む方も増えて
きました。

 

そういった動きは、ベンチャー企業
NPO、行政などにかぎらず、大企業
のビジネスやマーケティング、商品・
サービスの展開などでも見られる動き
になっています。


 

「社会的なことは儲からない」と
考える方のほうがまだまだ多いと
思いますが、近年、その儲からない
はずの分野から続々とビジネス
チャンスが生まれ、そこに果敢に
取り組む企業、行政、NPOなど
多様な主体(アクター)が世の中に
大きな変化をもたらしはじめて
います。

 

しかも、ビジネスとしても、大きな
成果を上げています。

 

・社会課題は「つながり」の課題

社会の仕組みを考えてみましょう。

 

市場や会社・組織などは、多様な
アクターが活動するネットワークであり、
人と人のつながりを形成する仕組みです。

 

そのネットワークのもとで、それぞれ
が自らの力を発揮して、その効用を
最大化させる、あるいは改善しようと
行動しています。


 

それが、社会の本来のあり方です。

 

そして社会課題の多くは、じつは、
こうしたつながりの機能不全から
起きています。

 

ですから、いかに機能不全に陥った
つながりをうまく機能させるかが
大事で、つながりの好循環を
つくり出すことが、社会を変える
原動力となります。


 

f:id:hiro3729cd:20190708105115j:plain

 

高齢化や少子化が急速に進む
日本は、先進諸国のなかでもとくに
さまざまな社会課題に直面する
スピードが早く、社会不安が起き
やすい「課題先進国」ともいえる
状況です。

 

しかしその状況のなかで、つながりの
好循環をつくり出すことが、結果と
して日本の成長戦略をも後押しする
ことになるでしょう。

 

また、企業や会社組織、
マーケティングや働き方などがうまく
機能していないといった個別のケース
でも、この「ソーシャル」の本来の
意味である「人のつながり」という
視点で見ると、突破口を見いだせる
ことが少なくありません。


 

その意味で、「つながり」そのものが、
企業にとってきわめて重要な経営資源
であるといえます。

 

この現象をどのように評価すればよい
のでしょう?

 

そこで、さまざまな分野の専門家で
チームを結成し、約200社の
取り組みを調査しました。

 

さらに、「ソーシャル」を企業全体の
戦略や経営資源のひとつとして活用
している約20事例を分析しました。

そういった調査・分析を進める
なかで、日本を覆う停滞感や閉塞感を
打破するかもしれない新しい企業・
ビジネス・働き方のヒントが見えて
きました。

 

それは、日本式CSV
(Creating Shared Value
共有価値の創造)のあり方

いってもいいでしょう。

 

そもそもソーシャルとは一般に、
「社会の」「社会的な」と訳され
ますが、「つながり」「世間」という
意味をもちます。


 

明治時代の思想家・教育者で慶應義塾
大学の創立者でもある福澤諭吉は、
socialあるいはsocietyを、
「人間交際」と表現していました。

 

人のつながりや絆、ネットワーク、
やりとり(交際)を意味する言葉と
して訳したのです。

 

最近では、情報コミュニケーション
ツールとして定着したSNSも
ソーシャル・ネットワーク・サービス
(Social Network Service)の略で、
人のつながりを提供するサービスを
意味します。

 

つまり、ソーシャル(social)とは、
「つながり」を指す言葉なのです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

このコラムの内容・考え方に興味のある方、

ビジネスコミュニティ活動に参加して

みたい方は

下記URLまで、アクセスしてください。

line.me

 

🌟ライフシフト・パラレルキャリア・生きがい・
 ストックビジネス・権利収入を
 テーマとした、すぐにでも出来る働き方改革
 LINE 無料セミナーに参加してみませんか?
 メッセージ・コメントお待ちしております。
 

peraichi.com