愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

戦略の立案が不確実になった時代:人材の価値が問われる時

人材育成と並んで、人事(ヒューマン
リソース)が経営資源として重要視
されるようになってきた傾向には、
2つの理由が考えられます。

一つは戦略の重要性が低い時代に
なった
から。

いまどの業界でも過去の延長線では
ない、不連続の変曲点に差し掛かって
います。

過去の延長に未来がないことは誰も
わかります。

でも、未来を予測するのが非常に
難しい時代です。

そんな時代に、戦略の計画が有効で
なくなり、「走りながら考える」
「俊敏に環境変化に対応する」こと
が重要な時代
になりました。

戦略はそもそも企業のやるべきこと
とやらないことを決めることです。

戦略が明確であれば、それに必要な
人材の要件も自ずと決まります。

どの事業分野でどのような戦い方を
するか、それに相応しい人材を
集めればいいと考えます。

しかし計画的な事業戦略より、
俊敏な変化から次なる事業機会を
見つける今の時代、人材のスペック
が定まりにくいと思われます。

「組織は戦略に従う」の名言を
いま置き換えるなら、
「戦略は人材に従う」となるのでは
ないでしょうか。

不連続の変化では、どんな戦略が
有効か誰もわかりません。

試行錯誤しながらいち早く事業機会
を見つけた企業が優位性を得る時代、
「どんな戦略を実行するか」より
「誰が実行するか」の方がはるかに
重要になります。

2つ目の理由は、人工知能に代表
されるITの進化
にあります。

ビッグデータと高度なアルゴリズム
が登場したことで、これから仕事の
多くが自動化されます。

「ルーティンワーク」と言われる
日常業務のほとんどが、機械に代行
させることが可能となり、
また機械にいちはやく代行させた
企業が効率性で優位になります。

 

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そんな時代に、人が価値を生み出す
仕事とは何か。

それは正確に迅速に作業をこなす
ことではなく、状況を判断すること、
新しいビジョンを打ち立てること、
人をやる気にさせることなどです。

これらの仕事の特徴は、数値化でき
ないことと、そして優越の差が
青天井であることです。

これから人が特化していく仕事には
差が出やすい。

人を企業の「資源」とする言い方は
どうかと思いますが、これから企業が
有するものの中で、人こそ最大の
差別化要因であり、競争優位に
直結します。

資金が集まるかどうかも人次第。

土地や機械はリースできますが、
事業の根幹を担う人材は社員であり、
外から簡単に調達できません。

これまでの人材を「管理」する思考
から稀少な財産として「活かす」思考
への転換が重要です。

機械による仕事の自動化が進めば
進むほど、自動化できない作業を期待
される人材はますます
「替えが利かない」もの
となっていく
と考えます。

 

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