愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

まわりの人をふだんから観察する

困ったとき、誰かの協力を仰ぐときに 高い受援力を発揮するためには、 ふだんからその相手のことをよく 知っておく必要があります。 相手の不得意なことを頼んだり、 忙しくて猫の手も借りたいという 状況の人にお願いしたりしたら、 相手は不快な思いをする…

どんな嘘のつき方をすれば、社員が育つか?

お釈迦さまが生きた紀元前5世紀 ごろは、衛生環境も食環境も劣悪 だったため、生まれたばかりの子供が 死んでしまうこともよくあったそう です。 そのため、死んだ子を抱えながら お釈迦さまのもとにやってくる母親も いたといいます。 そんなとき、お釈迦さ…

社員を育てるときパワハラにならないか心配…

人を育てるには「方便」が必要です。 「方便」という言葉によいイメージはない かもしれませんが、『広辞苑』(第五版) には「目的のために利用する便宜の手段」 とあり、用例として「嘘も方便」が登場 しています。 ところが仏教用語としての「方便」は少し 違い、同…

新しい感情回路をつくるには「動き」が効果的

脳は年齢とともに衰えていくと「誤解」 されているそうです。 たしかに脳細胞数は誕生時がもっとも多く、 その後は年齢を重ねるごとに減少して いくものです。 しかし脳細胞の減少と相反するように、 脳内物質(アミノ酸類など)は増加し 続けます。 脳に必要…

「考える」と「感じる」は別々の回路?

思考は脳の前頭前野(おでこの奥)を 中心に、たくさんの神経回路を介して 働き、多くの情報を処理することに よって、より複雑な回路を形成します。 すなわち、これが「思考回路」。処理する 情報が多ければ、それはますます発達 するわけです。 俗にいう“頭…

「やめどき」を意識すれば、人生はもっとうまくいく

先延ばしの大きな原因の1つが「完璧主義」 です。 完璧主義は、2つの意味で先延ばしの原因 になります。 まず、失敗の恐怖のために身動きが とれなくなることです。 多くの人は完璧でなければ失敗だと 考えます。 人びとは失敗したくないので、それを 確実に…

自分ばかりガマンしている…と思ったら

期待する役割のズレについて考えて いると、「被害を受けているのは自分 なのに、なぜ自分ばかりがガマン しなければならないのか」という気持ちが わいてくることがあります。 こうした「被害者意識」があるおかげで、 私たちはいつまでも相手に腹を立てて しま…

落ち着いて考え、「役割」を現実的なものにする

ストレスを感じたときは、こうした 「自分が相手に期待する役割」や、 「相手が自分に期待する役割」と、 実際とのズレが生じていないかを 落ち着いて考えてみるべきです。 そうすれば、会社(上司・周囲)が 自分に期待していることを、こちら が間違って理解し…

人間関係のストレスは「期待する役割と、実際とのズレ」から

大抵のストレスは、人間関係から生じる ものだといってもよいでしょう。 仕事量が多いのは、上司や顧客が無茶 ぶりをしてくるからだし、プロジェクトが なかなか進まないのは、同僚が足を 引っぱっているからでもあります。 仕事にやりがいを感じられないの…

「好きなことを見つけなさい」の問題点と解決策

「好きなことを見つけなさい」とよく 言われます。 そうすれば、キャリアでの成功だけ でなく、ひいては人生の成功も手に 入れられる。 本当に好きなことだけをしているのは 確かに楽で気分もいい。 それって、新しい一歩を踏み出すには 最悪の方法ではないで…

期待のこもっている親切心なら持たないほうがいい

自分のためになにかをして、期待 した結果が得られなかったとき、 「せっかくやったのに」とがっかり するのは仕方がないことです。 しかし、自分が他人のためになにかを して、期待した結果が得られなかった ときは、「せっかくやってあげたのに」 とがっかりし…

みんなから好かれる必要はない

いい大人になったにもかかわらず、 いまだに「いい人になろう」と思って 苦労している人がいる。 しかも厄介なのは、この場合の 「いい人」が、「他人から見たいい人」 という意味だということ。 なにをするにしても「いまの言動は どう思われただろう」と気にし、 …

仕事ができる人が持っている「巻き込み力」とは?

仕事ができる人は自分ができないこと、 あるいは不得意なことを知っています。 人間、全方位的に何でもできる人は 極めて少ないものですし、何でも 自分でやろうとすると時間がいくら あっても足りなくなります。 できないことや不得意なことに無駄に 時間を…

仕事のできる人は「判断」も早く、早めの判断は失敗を小さくする

「仕事ができる人」のスピード感は、 いわゆる「作業面」での例でした。 もう1つ、スピードがものを言うのは 「判断」です。 何を選ぶか、どっちに行くか、誰に やらせるか。 それを判断するスピードが速ければ 速いほど、仕事のスピードはアップ します。 …

「できる人は作業がハイスピード」なのは、自分ができること、できないことを知っているから

プレゼンテーションのスライドや、 会議で使う報告書などを、 ささっと作って事前に共有できて いると、やはりかっこいい印象を 与えます。 また、メールの返信が早いのも 仕事のできる人という印象を 与えやすいアクションの1つです。 ただ、スピードだけを…

感謝を伝える勇気を持とう

感謝は、幸せになるためのツール。 たとえ将来が不安だらけであっても、 いや、そういうときこそ、感謝する ことが自分の人生のためになります。 でも、感謝の気持ちを日記、祈り、 瞑想などで表現していても、相手に 気持ちが伝わらず自己満足にすぎません…

自分の意識を疑う

無意識は自分の長所を見つけ出して くれたりもするものです。 たとえば、仕事で計算をしている とき、「あの人から間違いをまた指摘 される」と考えると意識が働き出し 「私はやっぱり計算が苦手」と考えて しまっていました。 しかし「人の気持ちはわからない」と…

「人の気持ちはわからない」のが当たり前

相手のちょっとした態度によって 「意識」が働いて、「あ、この人は 私のことを下に見ているな」と 気づいてしまったりすることが あります。 すると、「馬鹿にされて蔑まれるかも」 「自分だけ仲間外れにされるかも」 などと不安になっていくかも しれません。 さら…

マイナスな口調をやめると不安が消えてなくなる

誰かと一緒にいて、不安や緊張を感じた ときに「意識」が働いてしまうと、 「この人とは合わないから緊張している」 「相手から生意気だと思われているから 不安になる」などと原因を考えてしまい がちです。 そして、そんなときには、つい会話の 前置きとして「た…

「深い思考」をするための時間の使い方

深い思考をしたいとき、細切れの時間 ではなかなかじっくりと向き合うこと はできません。 少なくとも週に一度は必ず3時間くらい のしっかりまとまった時間をとるように 心がけたいものです。 たとえば経営について「長期的になにを するか」といった、高い集…

プロジェクトは同時並行せず、一点集中

プロジェクトを確実に前に進めるため のポイントのひとつが「同時進行は なるべく避ける」ことです。 特に3カ月でなんらかの結果を出すため には、1日あたり、それなりの時間を 注ぐことが必要です。 ましてや、高度な思考を伴うものや、 新しい価値を生み出す…

人生を変えていく環境の選び方・行動のはじめ方

人生を変えていく環境の選び方・行動の はじめ方として、3つのポイントに まとめます。 1. 大好きなことをはじめてみる まず何からスタートするかですが、 興味があり、好きなことから はじめてみると、その先に自分の 人生にエネルギーと刺激を与えて くれ…

付き合う人と環境が自分に影響を与える理由

まず、環境と自分の相互作用には、 次の2つの故事に真実はあるように 思います。 1つ目は「朱に交われば赤くなる」。 “人は関わる相手や環境によって、 良くも悪くもなる”というものです。 商社、広告代理店、メーカーの エンジニアなどの新入社員は、 わずか1…

説明の順番その4. 補足情報、結論・相手に促したいアクション

前提をそろえ、結論、根拠という 順番で伝えたら、残りは補足情報。 経緯や根拠にいたった背景、 伝えなくても大きな問題がない話 などがこれにあたります。 たとえば、 「傘を持っていくことにした。理由は 雨が降る可能性があったから。」 ここまでが結論と…

説明の順番その3. 根拠・理由・事実

前提をそろえ、結論や主張をまず 伝えることができたら、次に伝える べきはその根拠や理由、事実です。 根拠や理由を伝えるときのポイント は次の3つです。 ・これから理由を伝えることを示す ・理由をできれば3つに絞る ・理由や根拠は客観的事実で構築す…

説明の順番その2. 結論・主張・本質

結論とは、伝えたいこと、説明したい ことをまずひとことで伝達すること です。 話の前提がそろっている場合は ここからスタートし、説明するべき 結論や自分の主張をズバリ伝えると いうわけです。 ただしこのやり方は、これから説明 しようとする内容につ…

説明の順番その1. 前提をそろえる

伝え方や話し方、プレゼンテーション のやり方などについて、 「結論から話しなさい」と言われる ことがよくあります。 しかし、わかりやすい説明をする ためには、結論を述べるよりも 先にすべきは「結論をそろえること」 です。 ポイントは、これから話す内容…

相手の反応を予測しておく

敏感な人や内向的な人の多くは、 「心配しすぎちゃダメ」と言われがち です。 たしかに状況がちっとも危険では ないとわかったり、考えたことが すべて無駄だったとわかったりした ときには、心配することに費やした 労力は無駄になってしまいます。 しかし、…

仕事に必要なのは「気力」ではなく「努力」

がんばろうとやる気をもって働いて みても、結果を出せないことだって 当然あるはずです。 それが原因で会社から低く評価される こともあるでしょう。 そのような現実を前に、「いままで 気にかけてもらった分、私も返して いきたいと思っています」と考えるの…

「人生は楽ありゃ苦もあるさ」は間違い

「人生は苦もあれば楽もある」のでは なく、苦であると見るほうが人生の 真理に近いと思います。 そして、人は「いまここ」でしか幸福 であることはできないともいいます。 苦しいことがあったとしても、 「現状はこうなのだ。私は、これから なにをなすべきなん…