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新しい感情回路をつくるには「動き」が効果的

脳は年齢とともに衰えていくと「誤解」 されているそうです。

 

たしかに脳細胞数は誕生時がもっとも多く、 その後は年齢を重ねるごとに減少して いくものです。

 

しかし脳細胞の減少と相反するように、 脳内物質(アミノ酸類など)は増加し 続けます。

 

脳に必要な栄養は供給し続けるということ なので、いまでは「脳は死ぬまで成長する」 という考えた主流になっています。

 

特に感情回路は老化速度が遅く、年齢に 比例して増加する体験がカギになるため、 一生成長し続けます。

 

活動意欲や前向きな気分に関係する 脳内ホルモンであるドーパミンは、 早朝4時ごろから分泌され、4時間ほど (つまり8時ごろまで)続きます。

 

そして、特に6時ごろが分泌のピークに なるため、この時間帯に(15~20分くらい) 感覚器(五感)を刺激すると、 よりいっそう気分のいい朝を過ごすことが できます。

 

ただし、そんな心地よい朝を迎えるため には、夜の過ごし方、特に「寝る前」が重要 です。

 

昼間の嫌な出来事をあれこれ思い出し、 ストレス解消に深酒して、深夜まで スマホでゲーム……こんなことをしていた のでは、「いい朝」を迎えられるはずが ありません。

 

なぜなら寝つく直前の感情は睡眠中に 記憶に刷り込まれ、感情回路の基礎に なってしまうからです。

 

嫌な気分のまま寝た結果、嫌な気分で 朝を迎え、そのサイクルが繰り返される ことで、どんなことでも嫌な気分になる という感情回路が構築されてしまいます。

 

だからこそ、寝る前の黄金タイム (寝るまでの時間)が重要です。

 

 

感情回路は体験を積み重ねることに よってつくられるため、じっとしていた のでは活性化されないといいます。

 

感覚器(五感))への刺激は、「動き」を 伴うとより効果的です。

 

とはいっても必ずしもスポーツをしなければ ならないということではなく、日常生活上 の動作のほうがいいともいえます。

 

人の脳は、思考(考える)と行動を同時に するのが苦手です。

 

思考が高まれば(考えすぎる)行動は低下し、 逆に身体を動かすと思考が低下し、 その代わりに感情回路が優位になります。

 

歩きながら、作業をしながら、おしゃべり しながらなど、「○○しながら」は新しい 感情回路をつくるためにより効果的です。

 

特にアイデアが浮かばなかったり、企画が まとまらないなど、頭脳労働に行き詰まった ときは、別の動き(行動)をすることで 感情回路が刺激されて気分が変わり (気分がよくなり)、思考回路にも新たな 刺激が加わることで、思考も活性化します。

 

参考文献:『周りを気にせずにあなたの感情と うまくつきあう方法』 (須藤久美子著、フォレスト出版

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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