愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

情報リテラシーを高めるための方法

能動的にエビデンスを得ようとする際には、「ここに行ったらこんな情報が得られそう だな」という前提となる知識が必要です。しかし当然ながら、自分の頭のなかにある 知識だけを頼りにリサーチを行っていたの では、探索範囲は広がっていきません。そのため、…

大切な人の自己肯定感を強める

傾聴には、もうひとつ重要な効果があるそう です。傾聴されることで、話し手は自己肯定感を 強化できます。子どものころ、きちんと話を聴いてもらえ ず悲しい気持ちになったことがあるのでは ないでしょうか。あるいは話を途中で遮られたり、批判され たりし…

気づきのGive & Take

基本的に傾聴する際は、ただ聴くのではなく、相手を理解しようと向き合って話を聴くべき です。難しそうに聞こえるかもしれませんが、 聴き手はマインドフルな状態にとどまること によって、お互いの関係を客観視して効果的 に傾聴することができるものです…

大切な関係を壊したくないなら…

怒りはとても激しい感情なので、怒っている 相手に対してこちらも怒りで返したとしたら 大変なことになってしまう可能性があります。もちろん、「戦う」も立派な戦略ですから、 自分を守るために戦うべきときもある でしょう。しかし相手との間に大切な人間関…

文句ばっかり言ってくる人を「こっち側」に巻き込む

終わったことについて、ガタガタ言ってくる 人、あとになって文句をつけてくる人も 困った存在です。文句を言ってくる人は、結局、すべてのこと を「他人事」だと思っています。「自分のこと」と思っていないから、部外者と して外野からあれこれ言いたがる。そ…

突然キレる人には黙って下を向く

突然キレる人の扱いは、なかなか難しいもの です。「落ち着いてくださいよ」「話し合いましょう よ」と冷静に声をかけると、「お前、なめてる のか?」などと火に油を注ぐ結果になって しまい、ますますヒートアップする場合も あるからです。かといって、「なめて…

悪口を言ってくる人には「yes, but」で応対する

仕事の仕方から外見に関することまで、 こちらが傷つくようなこと、ひどい悪口を面と 向かって言ってくる人がいます。そういう人は、とにかく非難をしたいので、 こちらが非を認めるまで黙ってはくれなか ったりもします。しかしそうはいっても、最初からお…

断らないと相手に「快・不快」が伝わらない

「いい人」は、「これをやったらあの人が喜ぶ かな?」「あの人のためになるかな?」など、 相手の「快・不快」スイッチを想像して行動 しています。しかし相手には「いい人」の「快・不快」スイ ッチの反応がわかりませんから、どれだけ 気を回しても「同じ人間として認…

「快・不快スイッチ」を働かせる

人に気を遣っているのに「自分だけ浮いて いる気がする…」と感じるのだとしたら、 それはなぜなのでしょうか?そこには「快・不快」という本能的な感覚が 影響しています。集団のなかにいても、「快・不快」の感覚に 従ってその場にいられる人は、ストレス なく「み…

相手に自分の思うことを伝えるコツ

ビジネスシーンは、もっとも伝え方が試され る場になります。上司や部下、同僚やクライアント、取引先 など、あらゆるジャンルの人たちと信頼関係 を築くことが大きな意味を持つからです。ひとりでできる仕事はないからこそ、いい 結果を生み出すためには、…

相手の求める答えを読み取るコツ

会話は、相手と共通点があると成り立ち やすいもの。とはいえ初対面の場合、相手との共通点を 見出すことは決して簡単なことではない はずです。でも、そんなときは相手の年代に近い 「自分の身近な人」を思い浮かべてみる。「最近、○○が流行っているみたいです…

実行の基本は、「部下を詳しく知ること」

韓非は、君主が組織を正しく動かす秘訣を どう考えていたのでしょうか?たとえば3人の王がそれぞれ異なる課題を 持っていたとき、どんな対策が必要だった のでしょうか?そのことについて著者が引き合いに出して いるのは、『韓非子』の「難三編」。3人の王に…

リーダーが、人に「実行させる」ため、最初にすべきこと

【リーダーがとるべき7つの行動】1. 自社の人材や事業を知る2. 常に現実を直視するよう求める3. 明確な目標を設定し、優先順位を はっきりさせる4. 最後までフォローする5. 成果を挙げた者に報いる6. 社員の能力を伸ばす7. 己を知るこれらはある意味において…

組織が機能不全を起こす2大要因

韓非は、組織が機能不全になる最大の要因は 2つだと繰り返しています。1. 働いていない者、不正をする者が利益を 得ること2. 正しい指摘をする者、きちんと働く者が 損をすること魏(ぎ)の西門豹(せいもんひょう)という 人物は、誠実・勤勉・無私に、ある…

成長が止まったと感じたら、できることをやる

現在の仕事がつまらなく感じる。よく言えば、できない仕事がなくなったよう に感じている。悪くいえば、やりたい仕事が会社にない…。そんな状況のなかで「この会社にこのまま 身を置いていいのだろうか?」「この仕事には いったい価値があるのだろうか?」「自分…

アウトプット志向で生きる

「アウトプット」というと、「よくできたもの」「すばらしいこと」「公開すべきこと」でなく てはならないと受け取られがちです。しかし、ここでいうアウトプットとは、 その人の生きた足跡であり、痕跡です。そこで提案しているのは、ウェブを利用 したアウトプット…

茶人でもないのに茶の湯に精通しているような話し方は…。

良寛さんの時代において、茶人は文化人の 象徴というべき存在。そのため、茶人にかぶれた話し方をする人が あとを絶たなかったのかもしれないと分析 します。たとえば「お茶のお点前というものは~」 「お茶室の誂えは~」「茶道具というものは~」 など。つまりは…

大悟していないのに悟ったかのような話ぶりは鼻につく

大悟とは、きわめて高い心の境地に達して いるということです。そして、良寛さんは間違いなくその境地に おられた方。しかし悟りくささからはもっとも遠くで、 清貧のうちに、泰然とかまえ、恬淡 (てんたん)として生きた禅僧だったそう です。そんな良寛さ…

対話は“講義”ではない

「~然とした」という表現は、「いかにも~の ような」という意味です。例えば「学者然とした」といえば、「如何にも 学者のような」ということになるわけです。ところで学者、とりわけ教壇に立つ学者の 仕事は、いうまでもなく学生を教えること です。その位置関係…

相対的に「直感」が重要な時代

論理と直感をバランスよく使いこなすため には、重要なポイントがあります。それは、どのような局面において、直感と 論理のどちらを意思決定に用いるべきかと いう意思決定、すなわち「メタ意思決定」。これを間違えてしまうと、論理思考で有効な 答えが出せ…

論理と直感をしなやかに使いこなす

「論理と直感を状況に応じて適切に使い こなす」というしなやかさが必要だという ことで、そんな思考様式を発揮するのが ニュータイプです。たとえば原因と問題の因果関係が明確で、 情緒的な差別化が求められない局面で あったとしたら、それは論理で解けばい…

論理か直感か

意思決定における「論理」と「直感」に関する問題意識をシンプルに表すなら、「企業の 意思決定があまりにも論理偏重に傾くとパフォーマンスは低下する」ということになります。理由は大きく3つ。1つ目は、過度な論理思考への傾斜が招く「差別化の喪失」。これまで分…

一流の人から一流の知恵を学ぶ

世界のさまざまな問題を解決し、多くの人々 を幸せにするためにはどうすればよいのか?その問題を解決するためのヒントは、 ビル・ゲイツのこれまでの足跡にあると 思います。マイクロソフト社には全世界から毎月1万 3000人から入社を希望する書類が届くそう…

ビル・ゲイツの伝えたかったこと…。

「もし、あなたが発展途上国に住んでいて、 1日に200円しかお金を稼げなかったら、 どうしますか?」という質問で、 ビル・ゲイツは2つのことを伝えたかった のではないか…。ひとつ目は、「世界の人を幸せにするため にはどうすればよいか?」ということ。つま…

リターンの大きい仕事を目指す

「どうせやるなら最高のゴールをイメージ する」ということ。そして、生産性を表すROIの分子にあたるR(Return)がゴールになります。分子が大きくなれば、ROIという分数の値は 大きくなります。そもそもこのゴールが小さければ、逆算思考 の最初のステップで…

重要な仕事に絞り、前半部分に頭を使う

逆算思考とは、生産性が高い人の原理原則を押さえながら、課題を効率的に解決する仕事 の進め方。おおまかな流れは、次のようになります。1. そもそも解くべき課題なのかを考え、 取捨選択する2. ゴールを明確化する3. ゴールから逆算して考える4. 関係者と…

起業家の考え方とは?

「ワーク・ライフ・バランス」ということばに 逆に縛られてしまう人が多いように感じて いるのだといいます。でも起業家には、そのような言葉はありま せん。毎日18時間、1年に360日ほど働くなどと いうことはよくあるものの、だからメンタル の病気になってし…

「キャリア・ビジョン」を持つ

現実問題として日々の仕事をこなしながら、 必要とされる人材であるためのアウトプット をし続けることはかなり困難なことでもあり ます。仕事で疲れているのに、自ら学習するなどと いうことはできれば避けたいというのが本音 です。だとすれば、なにがその…

企業と人材は「対等な大人同士の関係」

かつては「地位」を与えることで人材をが むしゃらに働かせることができましたが、 そのためには事業が拡大し、さまざまな ポジションが増えていくことが大前提 でした。しかし現代においては多くの産業で需要が 縮小し、組織も縮小を余儀なくされて います。…

会社に「いてもらいたい人」と「いてほしくない人」の差

企業はかつて、人材が定年まで会社で働く ことを前提として人材マネジメントを行って いました。そのため人材側も、プライベートを犠牲に してでも懸命に会社のために働いたわけです。会社が自分のアイデンティティであること の証として、出世という目標に…