愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「着地点」ではなく「道中・過程」に集中する

私たちは日々、常になにかを考えて います。 たとえば朝の通勤電車で「きょうは 混んでいるな。事故があったのかな」 と考えたり、「混んでいるから遅延 しそうだ。駅に着いたら走るか」と 頭に言葉を浮かべてみたりします。 しかし、言葉を頭のなかに浮かべて …

人間が意見を持つこと:マルクス・アウレリウスの『自省録』より

人間は、必ずしもすべてのことに 関して意見を持つ必要はありません。 自分でコントロールできない困難な 問題は、あなたが肯定しようが否定 しようが、議論しようが目を 背けようが、好むと好まらずとに 関わらず存在し続けます。 そんなことでわざわざ自分…

インフルエンサーに響く2つの特徴

企業のPR担当者と話をしているとき、 「これ、インスタグラムで流行り ますか?」と質問されることあります。 しかし、「モノの素晴らしさと インスタグラムで流行るかどうかは 必ずしもイコールではない」。 インフルエンサーが、そのモノに 興味を持ってくれる…

人は“いい感じ”に心惹かれる

いま、世の中でどんなことが起きて いて、売れる商品と売れない商品に どのような格差が生まれているのか。 そのことを突き詰めていくうえで、 まず押さえておくべきは次の3点です。 ・いいモノを作っても、それだけでは 売れない ・モノ自体よりも、モノに…

自分の人生は自分自身で操縦できる

疲れ切っていて、自分は役立たずだから 何もかもが中途半端だと感じ、 シニカルになっている。 もしかすると、どんなに一生懸命に 働いても、何も達成できないと 感じているかもしれない。 あるいは、どんなに頑張っても、上司を 満足させられないと思ってい…

“改善活動”が「働き方改革」に逆行する!?

頑張りを認めてもらおうという心理は、 働き方改革の足かせになるだけでなく、 むしろ改革を逆行させかねない。 その典型が会議である。わが国では 会議の数が多く、出席者の人数も多い。 しかも長時間にわたる。結果的に そうなるというより、意識的にそう…

「認められるため」の残業が横行している!?

「働き方改革」が声高に叫ばれながら、 いまのところ顕著な成果は上がって いないようです。 わが国特有の法制度や組織構造、 取引慣行、情報化の遅れなどが指摘 されているが、原因はそれだけでは ありません。 なかでも軽視できないのが心理的、 社会的な…

感情ではなく数値と論理によって未来を見渡す

”善なるものは、道を脩(おさ)めて 法を保つ。 故に能(よ)く勝敗の正(せい)と 為る。(形篇)” 「戦闘に優れた者は、戦闘における 勝敗の道理を実践し、さらに戦闘に おける勝敗の原則を忠実に守る。 だから、思うがままに勝敗を操る 支配者となれるので…

今日の勝敗は日々の精進の結果である

”衆を治むること寡(か)を治むるが 如くするは、分数是れなり。 衆を闘わしむること寡を闘わしむる 如くするは、形名(けいめい)是れ なり。(勢篇)” 「大兵力を統率していながら、小兵力を 統率しているかのように整然とさせる ことができるのは、部隊編…

起こりそうな変化よりも、思いがけない変化に備える

”計、利として以って聴かるれば、 乃(すなわ)ち之(こ)れが勢を 為(な)して、以って其の外を 佐(たす)く。 勢とは、利に因(よ)りて権を 制するなり。(計篇)” 孫武は自身の言葉として、 「計謀をご主君の利益だと判断されて お聞き入れになりますな…

ライバルもまた成長することを前提に考えよ

”兵を用うるの法は、其(そ)の 来らざることを恃(たの)むこと無く、 吾(わ)が以(も)って待つこと 有るを恃むなり。(九変篇)” 「軍力を運用する原則としては、敵が やって来ないことをあてにするのでは なく、わが方に敵がいつやって来ても よいだけ…

フィードバックを発展させ、道を開くには

フィードバックとは反応のことで、 外からやってくるもの、内から わいてくるものがあります。 外からのフィードバックとは、本を 読んだり、セミナーに出かけたり、 行動することで、そこで出会った人 からアドバイスをもらったり、人を 紹介してもらったり…

答えは動くことで導き出される

私たちは、行動する前にあれこれ考え すぎて、頭の中だけで堂々めぐりに なり、閉塞感の中でもがき苦しむこと があります。 「走りながら考える」という表現が ありますが、動きだすから考えられる、 解決策が見つかる、やりたいことに 気づけるというのが「行…

自分の手で人生を描き出そう

「この1週間に成し遂げたこと」を 振り返ってみる。 おそらく、あまりたいしたことは していないと感じるだろう。 しかし、「この3年間で成し遂げた こと」を振り返ってみたとしたら、 多くを達成してきたと感じるはず。 なぜなら人間には、短期間で成し 遂げら…

大変革時代の勝者は誰か?

「あなたは誰ですか」と尋ねられたとき、 「本当の自分とは誰か」を突き詰めて 考えようとする人は少ない。 代わりに、所属先の組織を使って 自分を定義しようとします。 自分は、親にとっての息子であり、 弟にとっての兄であり、会社にとって の従業員である、…

絶対的な楽天主義者になる

我々は、ベンチャーキャピタリストの ピーター・ティールが 「あいまいな楽観主義」(ティールに よれば、楽観=未来を待ち望む、 悲観=未来を恐れる)と呼ぶ社会を 生きています。 そんななか、誰もが世の中に可能性や チャンスが広がっているのを感じて い…

AIとうまく共存し、楽しく仕事や勉強ができる

AIについて「人間の考える力」という 文脈で考えると、まずは現状でAIが 得意なことと不得意なことを整理し、 そのうえで「今後AIに任せればいい こと」と「人間がさらに強化していく こと」を見極め、そこで「考える力」 を養うことの意味合いを改めて位置 …

『考える』ことで「先が読める」ようになる

知識や経験が「過去の集大成」だと すれば、考えることはこれから先の ことに役立つはずです。 知識や経験を増やすことの大きな 目的は、それを今後の人生に 活かしていくこと。 そこには知識や経験の量も影響 しますが、さらに活かすためには 考える力が必…

『考える』ことで世界が変わって見える

世界が変わって見えるだなんて 大げさなようにも思えますが、これは 考えることによる最大の変化だと いえます。 端的にいえば、「目に見えないもの」 が抜本的に変化するということ。 それは「認識」であり、人間と他の 動物を分かつ最も大きな差です。 い…

考えることには、多くのメリットがある

「考える」という行為については、 「面倒で、時間もかかり、場合に よっては無理をしなければならないこと」 というようなイメージがあるかも しれません。 もちろん、ある意味においてはそれも 間違いではないでしょう。 しかし、そこには計り知れないほど…