愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

他人に対して、あまり多くのことを期待しない

他人に対し、あまり多くのことを望まないほうが幸せに生きていける。 なぜなら他人という存在が、自分の願いを100%叶えてくれることなど、まずありません。 それを理解できない人は、いつも他人の悪口ばかり口にし、他人のためにイライラした気持ちで暮らす…

「心の持ち方」次第で幸福度が決まる

スイスの哲学者に、アンリ・フレデリック・アミエル(19世紀)という人物がいました。 『アミエルの日記』という本が日本語に翻訳されていて、多くの人たちに読まれています。 彼は、「心の持ち方」ということを、とても重要視した哲学者でした。 その人が幸福…

80パーセント幸福主義で生きる

生きていくうえでは、100パーセント自分の願いどおりになることはありません。 それは仕事でも、恋愛でも、どのような人間関係においても同じです。 にもかかわらず、「すべてを自分の望むとおりにしたい。 100パーセントでなければ嘘だ」と強く思いながら生き…

フレーミング:「伝え方」が重要

定義▶︎本質的には同じ事柄であっても、枠付け(見せ方)の差によって違う印象を持ってしまう効果 フレームとは枠を意味し、フレーミングは「人の思考になにかしらの枠を設けさせる」こと。 たとえば3万円のサービスを売ろうとするとき、そのまま「3万円です」と…

返報性:「貸し」をつくるのは効果的

定義▶︎お返しをしないと気持ち悪いと感じるバイアス 人間は、他人に借りのある状態を好ましく思わず、それを解消したいという心理が強く働くもの。 心理学者ロバート・B・チャルディーニの有名な著書『影響力の武器』でも、この心理は最も強く、抗しがたい心…

問題を一人で抱え込むトップは負け、周りを巻き込んで執念深く挑戦するトップが勝つ

“ピンチの後にチャンスあり”という言葉があります。 まさに、このコロナショックの大ピンチにどのようなチャンスを見いだすか。 座右の銘に似た言葉、「常在活路」とは「どのように追い詰められても、どこかに生きることにつながる活路がある。あきらめずに…

アフターコロナ売り上げ復活のための3ステップとは

コロナショックに勝つために、資金調達の次にやらなければならないことは、コロナの影響で減少した売上をコロナ以前にまで戻すことだ。 どのように売り上げ回復を目指していくべきか、ステップを踏んで対策を考えてみる。 第1ステップ:「常連客」を最も大切…

中小企業がコロナショックに打ち勝つ第一の条件

帝国データバンクによると、2020年4月の企業倒産は758件で前年同月比16.4%の増加である。 このうち“不況型倒産”(販売不振、売掛金回収難、不良債権累積などによる)が614件と81.0%を占め、前年同月比21.6%増である。 不況型倒産は手元資金不足により資金…

中小企業を襲う「第一次コロナショック」

新型コロナウイルスの影響により、経営状況が大幅に悪化する中小企業が続出している。 感染拡大が収束しても経済への打撃は大きく、中小企業経営者にとっては厳しい戦いがしばらく続きそうだ。 そうした中で、経営者はどう対策をしていくべきか。全世界を震…

目標の立て方

目標のことを、「自分がいまどのあたりを走っているのかを知らせてくれる道路標識のようなもの」だといえます。 したがって目標を立てるときは、自分が人生で本当にやりたいと思っていることと方向性が同じものにすることが大切だといいます。 なお、やる“べき…

クリエイティブな思考を身につける

「リスクとうまくつきあっていく」ことの重要性とは、「現実的なリスク(計画もせずに仕事を辞めたら住むところを失うことになる、など)」と「知覚リスク(インスタグラムに作品をアップロードしたら、まわりからどんな反応があるか、など)」をきちんと見分けら…

重要なのは「いけるかも」という感覚

ここで、「肩慣らしのウォーミングアップ・エクササイズ」を紹介します。 少し長いですが、引用します。 ”あなたが現在の身長のまま、10年後、どれくらいの個人年収になっているか、直感で考えてみてください。 次に、あなたの身長が300メートルくらいになった…

「限界」という思い込みが、高収入を妨げている

「自分の個人年収の限界は、どのくらいだと思っているでしょうか?」。 もし「年収1000万円くらいが限界だ」と思っていたとしたら、900万円に手が届きそうになると、脳はブレーキをかけはじめるのだそうです。 潜在意識は、限界に近づきたくないものだというのが…

人のことより、自分について考える

少し前に「自分探し」ということばが流行ったことがありましたが、それは決して新しいものではありません。 SNSのない時代から、「他者承認を気にするな」ということはさんざん言われてきたわけです。 人間は、人が集まるようになった時代から他者承認を気にして…

「自分はなにも知らない」ということを知る

人は進化しているように見えて、あまり変わっていないものです。 たとえばいつの時代にも、どこの会社にも、「俺はなんでも知っている」と言う人がいるものです。 しかし、そもそも「知っている」とはどういうことなのでしょうか? 問題はその点です。 「知ってい…

チャンスを活かす

チャンスとは、準備ができている人のところにやってくるものだと信じています。 準備ができたから、その情報とつながったのです。 しかし、さまざまな情報が溢れている時代です。 何を基準に判断していいか、迷うこともあると思います。 そんな時は、自分の…

アフターコロナ・働き方レベルの変化:テレワークが根付くかどうかは不透明

よりミクロな働き方レベルではどうだろうか。 デジタル・トランスフォーメーション(DX)の加速とそれによる業務効率化が見込まれます。 すでにさまざまなITツールがテレワークを可能にしており、紙文書での取引も減少しています。 とりわけソフトウエア…

アフターコロナ・雇用レベルの変化:リスク回避のため安定志向が高まる

もう少し視点を下げて、雇用のレベルで見てみると…。 どの程度まで不況が深刻化するかについては、いまだ予断を許さない状況だが、国際通貨基金(IMF)は日本の2020年見通しをGDPマイナス5.2%成長と予想した。 日本の失業率は、昨年まで完全雇用とさ…

アフターコロナ・マクロレベルでの変化:労働力に起こる「3つの流れ」

まず、マクロな労働力の流れについて考えてみます。 大きく分けて、3つの流れが指摘できます。 1つ目は、「都市から地方へ」の流れ。 緊急事態宣言が終わると、3密を避ける、いわば「嫌密」ムードそのものは長期化します。 東京を中心とした都市への人口流入…

会社の想像力を育む方法:(7)希望を捨てない

想像力は、よりよい世界をつくりたいという欲求や苦悩によりはぐくまれます。 希望をなくして、受動的な考え方に陥った人は、理想を実現したり、問題を修正したりすることが可能だと思えなくなります。 統計学のベイズ学習では、統計的分布に関する仮説(「…

会社の想像力を育む方法:(6)実験を奨励する

危機の際はどうしても時間や予算などの資源が逼迫するが、それでも実験を奨励することを忘れてはならない。 たとえわずかな予算しか割けないとしても、実験してみる。 自然界のシステムが最も強力なレジリエンス(再起力)を発揮するのは、多様性があるとき…

会社の想像力を育む方法:(5)変則的で予想外のものに目を向ける

人の想像力が触発されるのは、思いがけないものに触れたときです。 人間の精神は、物事にパターンを見出そうとする性質があります。 そして、既存のパターンに適合しないものに接すると、人はみずからのメンタルモデルを修正する。 そうすることで、新しい戦…

会社の想像力を育む方法:(4)アイデアを共有する仕組みをつくる

会社でも、現在の厳しい状況の中で誰かが必要に迫られて、新しいやり方を試みている可能性が高い。 想像力豊かな企業は、そのような社内のイノベーションの芽を拾い上げ、ルール化し、全社に広げていく。 想像力は、個人単位でのみ発揮されるわけではありま…

会社の想像力を育む方法:(3)遊び心を持つ

言うまでもなく、危機のときは目標を意識して、真剣に対処しなくてはならない。 しかし、激しいストレスにさらされている人は見落としがちだが、人間が持つ「遊び」の能力も重要です。 ここで言う「遊び」とは、目指すべき目標を一時的に忘れて、即興で行動…

会社の想像力を育む方法:(2)イエス/ノーで答えられない、能動的な問いを発する

危機が起きているときは、問いに対する直接的な答えが得られない場合も多い。 そこで、良質の問いを投げかけることが重要になります。 危機で最も自然に浮かび上がる問いは、「私たちはどうなってしまうのか」といった受動的なもの。 しかし、「どうすれば、…

会社の想像力を育む方法:(1)内省のための時間を確保する

危機のときは、リーダーやマネジャーの仕事が大幅に増えます。 そうした状況では、ただでさえ少ない内省の時間がますます少なくなります。 だが、立ち止まって一歩うしろに下がり、内省をしなければ、物事の全体像は見えません。 ましてや、未来をどのように…

環境に適応するだけでなく、新しい環境をつくる

激しい重圧がのしかかる状況下で想像力を維持するのは、容易ではありません。 しかし、それができる企業は大きな恩恵を手にできます。 景気後退期でも、14%の企業は、新しい成長領域に投資することで業績を伸ばし、ライバルを上回る成果を上げています。 想…

危機に直面する時ほど、想像力が大切なときはない

予期していない重大なことが起きたとき、人はまず、現状を揺さぶる大激変から自分を守り、その後、問題を理解してマネジメントしようとします。 平常の状態を取り戻すために、危機という予測不可能な敵を飼いならすこと――一言で言えば、それが危機管理だと考…

ナチュラル・ステップとは…。

スウェーデンでは、1992年のリオの地球サミット以降、環境問題に真剣に取り組み、いまでは環境先進国として知られます。 では、スウェーデンは環境対策を一気呵成に進めたのかというと、そうではありません。 ナチュラル・ステップという方針を最初に打ち立…

スモール・ステップでの成長を促す

上司としての立場から部下の仕事ぶりを見て、「こうすれば、もっと仕事が速く進むのに」「ああすれば、もっと適切に仕事を完成させられるのに」というような思いにかられることはよくあります。 でも、そこで待っていられなくなり、「もういい!俺がやる!」と言っ…