危機のときは、リーダーやマネジャーの仕事が大幅に増えます。
そうした状況では、ただでさえ少ない内省の時間がますます少なくなります。
だが、立ち止まって一歩うしろに下がり、内省をしなければ、物事の全体像は見えません。
ましてや、未来をどのように形づくればよいかは見えてこない。
ビジネスの世界で、人はほとんどの時間、本能に根差した「闘争・逃走反応」に基づいて行動しています。
この神経上の仕組みは、獰猛な肉食獣から逃れるなど、極度の重圧がのしかかる局面で適切な行動を取るために進化してきたものです。
闘争・逃走反応には、人の集中力を高めて視野を狭める作用があります。
これに比べるとあまり注目されていないが、人間には副交感神経系の「休息と咀嚼」の仕組みも備わっています。
この仕組みは、リラックスした状態のときに、精神と肉体の活動をマネジメントする役割を担う。狩猟採集生活を送っていた時代の人間は、過酷な狩りで精神をすり減らした後、家族のもとに戻って、1日の出来事を振り返り、時にはもっと上手に狩りをする方法を考えたりもしていました。
私たちは現在の危機を乗り越えるために、ビジネスにおいても行動と内省のリズムをつくるべきです。
闘争・逃走反応を休止して、内省を促すために有効な方法としては、以下のようなものがあります。
・息を短く大きく吸い込み、それよりも長い時間をかけて息を吐き出す。
・食事をとりながら、休息、反芻、内省の時間を取る。
・音楽を聴いたり、演奏したりする。
・スマートフォンを持たずに散歩に出かける。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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