2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧
記憶に自信を持っている人は、メモを取ら なくても覚えられると思っています。人は忘れやすい生き物なのです。 自分の記憶力を過信するのは禁物です。 だから、「たいしたことではない」という 認識があることや、「時間が空いたときに やっておいて」と言われた…
いつも遅くまで残業し、常に全力投球で仕事 に取り組んでいる人は少なくありません。とはいえ、毎日朝から夕方まで、全力を出し 続けることは不可能です。また、どれだけ完璧にしようとしても、 結局はパワーが持たず時間も足りなくなる ことに。そのため、…
目の前にある情報を、思い込みや勝手な連想 なしに、ことばどおりに受け止めて考える。それが論理の世界。そして論理は「考える力」 の基本です。クリティカル・シンキングが大事にしている ものが「事実と意見の線引き」です。事実は、証拠を見せる・聞かせる・…
これからは人工知能(AI:Artificial Intelligence)の開発が進み、それが広く 社会に普及していくわけですが、そんな 「AI時代」には、これまで人間が担ってきた 仕事の多くがAIによって代替されます。そのため、我々は、AIでは代替できない 能力、人間にしか…
20世紀の工業社会の時代は、はるか彼方の 過去のものになりました。現在の21世紀初頭の日本社会は、すでに情報 社会、知識社会をも超え、「高度知識社会」と 呼ぶべきものになっています。しかし、そうであるにもかかわらず、現在の 我が国の教育制度は、いま…
「職業人として、仕事で優れた業績を上げ、 周囲から高い評価を得たいのであれば、 自身の職業人としての能力を高め、磨いて いかなければならない」。そのような考え方は昔から、常識であると されてきました。たしかにひと昔前であれば、それは事実 だったか…
机の上はきれいにしているけれど、引き出し のなかが散らかっている」という人は少なく ありません。パッと見をきれいにしておけばいいと考える 人だったり、そもそも片づけられない性格で あったりと、理由はさまざまです。しかし引き出しが片づかないのは、…
自分のデスクは、一日のなかで多くの時間を 過ごす場所。そこでムダな動線が多くなってしまうと、 「多くの時間をムダにする」ということに なります。だとすれば知りたいのは、デスク上にある どんなものがムダな動線になっているのか ということ。そこで、「…
TOCイノベーションプロセス「E4V」は、次の3つのSTEPによって成功への道のり を進んでいきます。ちなみに各STEPは、それぞれの障害を スムースに乗り越え、そのつど支援者を 増やしてイノベーションが実現できる ように設計されています。STEP1:「価値を創る」…
TOCイノベーションプロセス 「E4V(Eyes for Value)」は、次の3つの 前提から構築されたものです。・どんなに優れた商品・技術でも、 お客様に 価値をもたらさなければ、 世の中に イノベーションを起こすこと はできない・どんなに価値ある商品・技術でも、 …
「社会の8割の所得は、上位2割の富裕層に よって得られている」というもので、 ビジネスの世界でも用いられていますが、 この法則は段取りにおいてもあてはまり ます。完璧な準備をしようとして準備が間に 合わないよりも、重要な2割を押さえて いれば8割段取…
いままですべてのことに全力投球してきた人にとって、取捨選択や優先順位設定などは、頭でわかっていたとしても実践は難しいものです。なぜなら誰かから仕事を頼まれたとしても断るのは心苦しく、受けたほうがラクだと考えてしまいがちです。また、仕事で手…
現実問題として、掃除には終わりが ありません。落ち葉は掃いても掃いても落ちてくる ので、掃こうと思えばどこまででも掃ける わけです。しかし一日中、掃除だけをしているわけ にもいきません。つまり、どこかで「これでいいのだ」と自分 なりに区切りをつけ…
平日、朝早くからお寺で行う掃除の会に集まるのは、向上心のある方や、なにか変化のきっかけを求めている人など、さまざまな目的を持つ人々です。初めて参加する人は、緊張とともに新鮮な気持ちで掃除することになります。また会社勤めをされている方も多く…
「intelligence=知性」とは、「学びながら少し ずつ身につけて行くことによって、物事を 間違わずに選択でき、かつ、その選択の理由 を明確に人に説明することができる力」。そして、ここで思い出す必要があるのは冒頭 で触れた「矢」ということば。その背後には…
ひとりで黙々とやることこそ大切で、徒党を 組んでやるほど時間や効率、成果が下がって しまうこともあります。なぜなら、いつも決まった仲間と一緒に学問 をしていると、思考に柔軟性がなくなって しまうから。 逆に「ひとりで学ぶと、なかなか自分の殻を 脱…
部下に任せず、いつまでも上司が仕事を抱え 込んでいると、さまざまな問題が生じること になります。部下に確実にできる仕事しか任せていないとその部下はいつまでたっても成長しません。そこで、予算案や販売計画の作成のような、いままでよりも負荷のかか…
部下に対し、売り上げが目標に達していない ことを指摘するとします。なんとかしろよ!という言い方より、なんと かならないかな?の方が「なんとかしよう」 という気になれるはずです。また命令ではなく相談されているので、部下 としても「なんとか答えな…
「組織はリーダーの力量以上にならない」と いうことばがありますが、これを誤って解釈 している人がたくさんいます。「力量」を「能力」と勘違いし、すべての面 においてリーダーが部下よりも優秀でなけれ ばならないと思っています。しかし、そもそもリー…
仕事の生産性を上げるためには、時間管理を しっかりと行うことが大切です。そのためには、するべきことをすべて書き出 し、優先順位をつけてから取りかかる必要が あるといいます。だとすれば気になるのは、「どのように優先順位を決めればいいのか」 とい…
今の時代は、ムダに時間をかけるのではなく 少ない労働時間でも多くの成果を求められる 時代です。一般的には、多くの時間をかければより多く のものを生み出すことができます。しかし、いま求められているのはそういう 働き方ではありません。よって、タイ…
日本では長いあいだ、多くの人手と長い労働 時間をかけることによって利益を増やそうと してきました。 ところが近年は労働力不足を背景として、 この点を見なおし、生産性を高めることに 意識が向けられるようになっています。生産性とは、つぎ込んだ労働力…
意識が整ったら、次は具体的な思考作業に 入る段階です。実際には時空間の幅を広げつつ、対象の 裏の裏のそのまた裏を探っていくという、 立体的で複雑な作業になります。「抽象化しないといけない」「俯瞰しないと いけない」とわかっていても簡単にいかな…
思考とは、次元を超えて意識を縦横無尽に 動かし、情報や知識、概念をピックアップ して分離・結合させる作業です。そのため、動かす筋肉(意識)も整って いなければいけないのだといいます。アスリートが運動する前に身体の ストレッチを入念に行うように…
思考力を鍛えるために必要なのは「考える」「書く」「話す」という3つの サイクルを確立すること。そして、まず思考力を鍛えるうえで意識 すべき習慣は、「考えることにコミット すること」。物事には、常にその本質が存在するもの です。考えることによって…
相手が怒っているとき、「どう考えても自分 は悪くない」「悪いのは怒っている相手の ほうだ」という思いを抱きたくなります。しかし、いくらそれを論理的に伝えたところ で、相手の怒りが収まるとは限りません。 「自分は悪くない」という思いは、相手の 主…
怒っている人はしばしば、相手に対して「おい、聞いているのか?」「ねえ、聞いてるの?」と言ってきます。しかし、そんなとき「聞いているよ」と 答えてもあまり意味がありません。なぜなら話し手の「聞いているのか?」 は、単なる質問ではないからです。…
怒りをぶつけてくる人の話を聞くことは、 とても難しく厄介なものです。誰にとっても嫌なものではないでしょう か。ところで、怒りが頂点に達している人、 感情的な言葉が止まらない人に、絶対に してはいけないのは「言い訳」をする ことです。なぜなら言い…
頭のなかを整理する方法は、なにより「自分の言葉になおすこと」。人間は、言葉を通してしか、自分の考えを整理することができないからです。① 人に話すおもしろいことがあったとしたら、近くの人を捕まえて話すのがいちばんです。それは、感動の直後に自分…
仕事とは、どんどんアウトプットすることではありません。いくらインプットの量が多くても、いくら情報をたくさんかき集めても、いくら知識を膨大にため込んでも、なんらかのアウトプットを出さなければ意味がありません。特にいまの時代は、仕事をため込ま…