愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

AI時代に想定される「学歴社会の崩壊」

20世紀の工業社会の時代は、はるか彼方の

過去のものになりました。

現在の21世紀初頭の日本社会は、すでに情報

社会、知識社会をも超え、「高度知識社会」と

呼ぶべきものになっています。


しかし、そうであるにもかかわらず、現在の

我が国の教育制度は、いまだに工業社会に

おける人材育成のパラダイム(基本的枠組み)

から脱することができていないのも事実です。


たしかに20世紀の工業社会を振り返って

みれば、我が国の教育制度の下で生まれて

くる「高学歴」の人材は、仕事においても

優れた能力を発揮する人材でした。


いってみれば「勉強ができる」ということ

が、そのまま「仕事ができる」ということを

意味した時代であったということです。


しかし、21世紀の高度知識社会において

は、現在の我が国の教育制度の下で生まれ

てくる「高学歴」の人材は、必ずしも、仕事

において優れた能力を発揮する人材では

なくなってきている。


なぜなら、高度知識社会とは、絶え間

ないイノベーションが続く社会であり、

大企業や大組織よりも、ネットワーク的

に結びついた個人が活躍する社会であり、

魅力的な夢や志を語り、人間関係力や

人間力よって仲間を集め、優れた仕事

を成し遂げていくリーダーシップが

求められる社会だからです。

 

f:id:hiro3729cd:20200823074719j:plain

 

したがって、これからの高度知識社会に

おいて活躍する人材とは、たとえば、

イノベーション力」

「ネットワーキング力」

「リーダーシップ力」

といった力を発揮できる人材だということ。


しかしながら日本の現在の教育制度は、高度

知識社会に必要とされるこうした人材を育て

る制度にはなっていません。


そのため、現在の社会においては、

「高学歴の人材」が期待ほどに活躍できない

という現象がしばしば起こっているから

です。


別な表現を用いるなら、「勉強ができる

人材」が「仕事ができる人材」を意味しない

状況になっているということ。


高度知識社会において「仕事ができる

人材」になっていくためには、「学歴」に

安住することなく、「勉強ができる」と

いう能力に慢心することもなく、職業

現場で求められる高度な能力を身に

つけ、磨いていくことが必要になり

ます。


それが「学歴社会の崩壊」という意味で

あり、「能力を磨く」ことが求められ

ます。



参考図書:『能力を磨く AI時代に

活躍する人材「3つの能力」』

(田坂広志 著、日本実業出版社



最後までお読みいただきありがとう

ございました。

 

 

この度、業務改善コンサルサービスの
LINE公式アカウントを立ち上げました。

『利益率前年比30%アップを実現する

には…』 
トップメーカーの業務改善ノウハウを
お教えします。

まずは、下記のURLから

LINE公式アカウントに登録してください。

 

lin.ee

 

生産性向上・コスト削減でお困り、

お悩みの中小企業経営者の方、

下記をご覧ください。

 

peraichi.com

 

 

関連・参考ブログリンク

 

note.com