愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

行き詰まる日本のお家芸、活路は海外にあり!

カイゼンの記事がオランダで読まれて いる? カイゼンはいまや海外でも広く導入 されている仕事効率化の手法です。 タイや中国、インドネシアなど 日系工場が多く進出する国なら分かり ますが、欧州のオランダでカイゼンに 興味を持たれていることが不思議で…

段取り8分の意味:トヨタの段取りから学ぶ

「仕事は段取りが8割」と言われる ように、仕事で高い成果をあげる には段取りが欠かせません。 一般的にはスピードアップや計画通り に進むと いう効果がありますが、 「トヨタの段取り」には付加価値が 高まりベストタイミングで仕事が完了 することや質…

他社の成長を助けることで、自社も成長する

ユーザー数140万人、年間売上高400万 ドルを誇るソーシャルメディアサービス のバッファー(Buffer)は、便利な 製品と優れた顧客サービスを提供する ことで成長してきました。 しかしその真の強さと成長力は、より 根本的なものに支えられています。 すなわ…

トップのコミュニケーション力と企業の成長力は密接にリンクする?

リーダーシップとは、すなわち コミュニケーションだと思います。 これはアメリカでは広く浸透する 考え方です。 強いコミュニケーション力なくして リーダー シップは発揮できません。 当たり前のようだが、日本ではそう でもなく、「巧言令色鮮し仁」など …

ぼんやり・ぼうっとする時間を大事にする

スマートフォン、タブレット、その他 のデバイスのおかげで、技術上の理由 で仕事に取りかかれない時間帯は 存在しなくなりました。 したがって理論上は、以前よりも仕事 がはかどるはずです。 すべての時間を仕事に使えて、効率を 最大化できるからであると…

りんご屋さんの車?米アップルが自動車ビジネスに参入

米アップルは、パソコンと携帯電話の 産業をこれまでとは異なるものに しました。 同社は今、新たな、「動く標的」に 狙いを 定めているようです。 米ウォールストリート・ジャーナル 紙の報道によれば、このハイテク 業界の人気企業は、 電気自動車を 2019…

必ず結果を出す整理整頓術:デスクの片づけ

製造現場で数多くの部品を扱う場合、 「片づけができていない」状態は、 まさに命取りになります。 仮に間違って部品をとりつければ、 品質不良が発生し、クレームが殺到 してしまうからです。 そこでトヨタさんでは有名な「5S」 (整理・整頓・清掃・清潔・…

ミッションと自己認識:逆説の10か条

人は人間としての意味を見つける ことができると信じています。 同時に、他人から認めてもらうことや 拍手喝采を受けることに心の焦点を 合わせる代わりに、人間としての意味に 焦点を絞って逆説的な人生を生きたなら、 この世界はもっと意味のあるものにな…

『ムダ』を省いて付加価値の高い主作業を増やす(まとめ)

従来、1日8時間かけてやっていた 仕事を6時間でできるようになれば、 2時間の余裕が生まれます。 この2時間を遊ばせてしまったら ムダとりの意味がありません。 多くの企業で業務量が増える一方、 人員はあまり増やせない状況が あると思います。 ムダとりで…

『ムダ』を省いて付加価値の高い主作業を増やす(その2)

作業のムダを見つけるには、 「7つのムダ」という手法が 役立ちます。 これはトヨタの製造工程で行われて きた手法ですが、私たちの日々の 業務のムダを発見する際にも有用 です。 7つのムダとは…。 1.「つくりすぎのムダ」 これは必要以上に多くつくった…

『ムダ』を省いて付加価値の高い主作業を増やす(その1)

日々の業務の生産性を向上するために 着手しなければいけないのは ムダの削減です。 業務に費やす時間は 「主作業」「付随作業」 「ムダ・例外作業」 の3つに分類できます。 主作業とは付加価値の源泉に なっている作業で、この割合を最大化 することが生産…

未来予想図?:主観的願望の存在

世の中には多くの未来予想があります が、大きく2つに分類できます。 一つは人口動態予想が代表で、過去の 死亡率や出生率から将来の人口動態を 予測するので、疫病や大きな気象変動 がなければ大きく外れない。 もう一つは、インターネットの動向 やロボッ…

IoTで現場スタッフを雑務から解放する!

製造業の生産現場における改善活動の 進展と比べて、ナレッジワーカーの 生産性の低さが日本の課題です。 確かに、長く不毛な会議、氾濫する 電子メール、分断された稟議・承認 プロセスなど、ナレッジワーカーの 業務効率を阻害する問題は多くの 企業が抱え…

自動車業界の破壊的イノベーションは、「ゴルフカート」から!?

破壊的イノベーションにはいくつか 代表的な条件があります。 低価格・低性能の製品で顧客を満足 させる/新市場を創造する/ 低コストのまま迅速な性能改善を 図れる/既存の有力プレーヤーから 無視されています。 そして自動車業界においてこれらを 実現…

『頭がいい』・知的であるかどうかは、五つの態度でわかる!

ある大学の先生から、面白い話を 伺いました。 それは「知的な人物かどうか」という 判断の基準に関するものです。 私達は「頭が悪い」と言われることを 極端に嫌います。 知性が人間そのものの優劣を決めるか どうかは、私が判断するところでは ありません…

21世紀型「製造業のグローバル化」は、設計開発部門の変革から

製造業が「グローバル化」への対応を 本格的に求められるようになったのは 1980年代のこと。 国内市場が飽和状態に達する中で、 海外市場を開拓すべく従来国内市場 だけを対象としていた企業も積極的 に輸出に取り組みました。 90年代になると、今度はコスト…

自分の周り・外の世界はコントロールできないことを知る

私は、不安な状態になると、周囲の よくない出来事や苦しみは、自分の せいではないかと思い始め、イライラ したり、いたたまれなくなったり します。 偏った考えにとらわれたり、昔の思考 パターンが戻ってきたり、疲労を 感じたり、気持ちが塞いだりといっ…

トヨタ生産方式の適用:カイゼンで、仕事はもっと楽になる(その3)

前回は、7つのムダについて、紹介 しました。 今回は、作業のムリ・ムラについて まとめてみます。 ・問題発見の視点:“違和感”を 感じる対象 7つのムダ以外にも、視覚・感覚から 問題を発見することもできます。 具体的には、周囲の景色や一般的な 感覚か…

トヨタ生産方式の適用:カイゼンで、仕事はもっと楽になる(その2)

前回は、カイゼンの目的と最初の手順 について紹介しました。 今回は、トヨタがあぶり出す7つのムダ についてまとめます。 ・問題発見の視点1:7つのムダ ① 手待ちのムダ 必要な仕事に進めず、一時的にやる ことがない状態。 オフィスでは、次項目の「加工…

トヨタ生産方式の適用:カイゼンで、仕事はもっと楽になる(その1)

今回は、すぐに活用できる仕事の カイゼンのコツを紹介します。 【カイゼンは誰のため?】 トヨタのカイゼン活動と聞いて、 みなさんは何を思い浮かべますか?? 「社員がせっせと効率を上げて得を するのは会社側」「仕事がもっと 窮屈になりそう」というネ…

トヨタが伝承する「仕事哲学」(その2)

前回では、「動く」と「働く」の違い、 品質は、作業工程で作り込むことに ついて紹介しました。 今回は、現場・現物主義、行動主義に ついてです。 【「者」に聞かずに、「物」に聞く】 ここでの「者」とは「人」の ことで、「物」とは「現場」 「商品・製…

トヨタが伝承する「仕事哲学」(その1)

プリウスなどに代表される圧倒的な 品質や技術、あるいは「かんばん」 などの改善手法が注目されることが 多いですが、ものづくりの現場から 編み出された人材育成のメソッドに こそトヨタの強さの秘密があります。 【「動く」と「働く」では大違い】 職場の…

マインドフルネスは脳を健全に保つ

ビジネスの世界では、マインドフルネス がもてはやされています。 しかし、その効果は単なる評判ではなく 自然科学の裏づけがある、 と知っている人は多くないかも しれません。 近年の研究結果からは、主観的な判断を せず意識を「いまこの時」に集中させる…

自分の過ちを認めて話す:信頼(ラポール)を築く

自分が完璧には、ほど遠いことを謙虚に 認めるところから話を始めれば、相手も また自分の失敗を口にすることが楽に なります。 また、自分の間違いを認めることは、 たとえそれが正されなくても、他人に 行動を改めさせる効果があります。 自分の過ちを認め…

本家にはない日本発CSVの深みとは?

日本をもう一度世界が羨む競争力の ある国にするためのカギになると 考えているのがCSV(Creating Shared Value:共通価値の創造) です。 マイケル・ポーターが提唱した このコンセプトは、社会的価値と 経済的価値を同時に追求して両立 させることをめざす…

もう一度、世界が日本に学ぶ日が来るか?

どうすれば儲ける力がつくのか。 正解があるわけではなく、 それぞれが考え抜いて、試しては 修正するというサイクルを繰り返し、 答えを探し続けるしかありません。 ただ、日本企業の強みが生かし やすい方法とそうでない方法がある のは確かです。 インサ…

自分で優先順位を決められなければ、他人の言いなりになるしかない。

自分が仕事にどのように向き合っている だろうかと振り返ってみると、 大小様々な仕事に対して、 「やらなくては」 「どれも大事だ」 「全部こなすことは出来ないだろうか」 と考えてしまっているように思えます。 また、仕事を頼まれると 「やります!」と…

ロジカルシンキングの基本(第7回):組織による問題解決その3-思考プロセス・姿勢

実際に問題解決を行うのは「人」 であり、組織メンバーに 「問題に対して怯まない意識・姿勢」 と「問題解決の考え方・手法」が 埋め込まれていることが 求められます。 【問題解決の思考プロセスを組織に 埋め込む】 商品の差別化や戦略の賞味期限が 短くな…

ロジカルシンキングの基本(第6回):組織による問題解決その2-インフラ

【「現状」がスピーディに「見える」 インフラをつくる】 あるべき姿を具体化し、共有できた としても、 「現実がどうなっているのか?」を スピーディかつ正確に把握できな ければ、問題の発見、問題箇所の特定 には結びつきません。 そして現状認識を組織…

ロジカルシンキングの基本(第5回):組織による問題解決その1-目指す状態の共有

組織として問題解決を実践するうえで、 その主導者にまず求められるのが 「目指す状態を共有すること」、 そして「現状を“見える化”すること」 です。 「問題解決の思考プロセスが組織に 埋め込まれて」いれば、さらに実行力は 高まります。 【問題意識のす…