愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

自分の周り・外の世界はコントロールできないことを知る

私は、不安な状態になると、周囲の よくない出来事や苦しみは、自分の せいではないかと思い始め、イライラ したり、いたたまれなくなったり します。

偏った考えにとらわれたり、昔の思考 パターンが戻ってきたり、疲労を 感じたり、気持ちが塞いだりといった 過剰な責任を感じてしまいます。

我々が、『自己中心的(ネガティブな パワー』というとき、それは、 うぬぼれて思い上がった様子を 浮かべます。 逆に、過剰な責任感に繰り返し 襲われ、葛藤しているときは、謙虚 だと思われがちです。 このように、気分が 落ち込み、周囲との一体感から 振り落とされてように感じた時の方が、 『自己中心的』になりやすいようです。 そうすると、物事をうまく処理できな かったり、悪い事態を招いた自分を 責めてしまいがちです。

この自己否定・非難の裏には、 『自分は、人生で起こることを コントロールするべきである』という、 思い込みがあるようです。 確かに、人は互いに影響し合うもの ですが、他人が感じたことが自分の 行動・言動のせいだと思い込むことは、 自己抑圧と罪悪感の連鎖に とどまり続ける自己中心的な やり方です。 20150618_blog2_LoveforM_922636_97439258-e1370176742577

心理学者マイケル・マホーニーに よる『自信』という言葉の定義は、 『自信(self-confidence)の語源は、 ラテン語で「忠誠」=「自身とは、 自己に対する忠誠」』 だと述べています。

自分でその感情や気持ちを味わう、 自分に注意を向けて、自分との 調和をはかる。 自分の心が開放的(オープン)な 状態になっていくペースを つかめると、ネガティブな考えは、 弱まって、自分の周りの世界と同調 できて、自分を取り戻すことが できるような感じがします。