愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

集中力を高め仕事を一気に終わらすための心得

禅の言葉に「前後際断」という言葉があります。過去・未来への思いを断ち切って、今この時を、最高の瞬間にするように、日々努めていくこと。「興味がある仕事には集中できるが、興味のない仕事にはなかなか集中できない」「時間のかかる仕事ほど集中力が持…

自分の知識、経験を一度は疑うことを忘れない

ただし、自分の知識や経験に自信を持ちすぎると、少し危険かもしれません。自分という存在自体を肯定するのはよいことだけれども、私たちが持っている知識や経験は「そのときはたまたまそうだった」という可能性があるからです。そこで、「決めつけない」「過信…

自分軸を持つことを忘れない

自分自身を、自らの評価基準(自分軸)で判断することはとても大切です。とはいえ、あまりに客観性に欠けた自分軸だったとしたら、ただのワガママになりかねないのも事実です。また、大人になれば必然的に客観性が求められるようになるものでもあります。年…

「できない自分」を受け入れると不安や恐れは消える

みんなどこかに一抹の不安を抱えているものです。自分を強く信じていても、他人から批判されると気持ちがめげてしまう。失敗が重なれば自信が揺らぎ、それを責められると、自信がなくなってしまう。では、その「自信」とは何でしょう。みなさんがよく使う自…

データは常識を覆す:普遍的な答えを導き出す考え方

多様な情報源から新しいアイデアを集めた後、他の人々にそのアイデアをぶつけ、反応を見ながら成功や失敗を学習する―そのような「社会的探索」を行うことで、意思決定の質を高められると言われています。数々の社会実験のデータから得られた事実には、私たち…

週50時間の「睡眠貯金」

日ごろ、なにもせずにボーっとして いたとしても、脳の疲れはとれません。 それは単に、脳が怠けているだけの 状態。 脳を怠けさせることと、休息させる ことは違うわけです。 そして当然のことながら、脳を休ませ る最高の手段は眠ることです。 いわば睡眠…

「睡眠のゴールデンタイム」

人間は夜の9時ごろから「睡眠ホルモン」 と呼ばれる「メラトニン」の分泌が 盛んになり、10時くらいから 「成長ホルモン」が上がりはじめ、 11時くらいから腸管の運動機能が 低下します。 つまり9時から寝る準備をはじめ、 ホルモン分泌が低下する午前3時までが 勝…

呼吸と集中の関係

スポーツの世界では、ミラクルプレーを もたらす究極の集中状態を「ゾーンに 入る」などということがあります。 こうした集中状態は、スポーツをして いるときに限らず、日常生活においても 表れます。 1970年代にシカゴ大学心理学科の教授 ミハイ・チクセント…

大人が赤ちゃんから学ぶ呼吸の仕方がある

呼吸の理想は、赤ちゃんや子どもの ころの呼吸にあるそうです。 呼吸エクササイズは決して目新しい メソッドではなく、赤ちゃんから 子どものころにやっていた呼吸法を 取り戻そうとしているにすぎない。 生まれたばかりの赤ちゃんは歩くことが できず、およ…

バッドニュース・ファースト

最大限の挽回策を考えたとしても、 どうしてもひとりで解決できない ときはあるものです。 たとえば作業量的にひとりでは 対応できなかったり、多部署を 動かさなければならなかったり、 本来ならかからないはずの費用が 発生してしまうときがそれに あたり…

最高のつながりと科学的なつながり

最高の創造は、ひとつではなく、 無数のつながりと小さな気づきの瞬間 が積み重なることで生まれるものです。 モーツァルトは5歳で作曲を始めた。 今日、誰もがモーツァルトを 天才音楽家だと認めているが、実は 初期の作品は独創性のない凡作ばかり。 「わた…

視覚的なつながりと言語的なつながり

ほとんどの人には、自転車は自転車に 見えるはずです。 ところがピカソは、そこに牛を見ました。 自転車のサドルにハンドルの角を つけた有名な立体作品「雄牛の頭」に ついて、ピカソはこう述べています。 「わたしがどんなふうにこの牛の頭を つくったか想像…

クリエイティブな人の考え方

クリエイティブな人は、あまり現実的 でなくとも魅力がある思いつきや、 ありえないアイデアによって他人の 気をそらさないものです。 まるでサーカスのようにめまぐるしく、 頭のなかで拡散させ、収束させ、 つなぎなおすというのです。 クリエイティビティ…

「意思がない」と断言してもいい

もしかしたら「意思がない」人も いるかもしれませんが、 それこそがベストの答えになる 場合もあります。 「意思がない」と宣言することが、 あると宣言するのと同じだけの パワーを持つことが往々にして あるからです。 否定の意思は決意や決心を呼び 覚まし、…

「やるぞ!」という意思があるか

「やるぞ!」という気持ちになれれば、 意思を体感し、内なる自由が体中を 駆け巡るのがわかるものです。 逆に意思がなければ、どうしようも ない停滞感や、見えないおもりを 胸に抱えているような圧迫感に さいなまれます。 「やる気はあるけど、でも…」と 言い…

人生を変えられないことに言い訳をするな

なにかをがまんしながら生きていて、 でも状況を変える意思がないのなら、 どんなに嫌だったとしてもそれは 自分が選んだ人生。 状況を言い訳に使うのは、現状を 肯定しているのと同じ。 しかし、そんなことはもう終わりに したい。 哲学者のエピクテトスは…

「幸せも伝染する」

「幸福度が高いリーダーは、組織と して高いパフォーマンスを上げる だけでなく、そこで働く従業員の 幸福度にも好影響を与える」という 調査結果です。 ☆幸せなリーダーを持つサービス 部門は、高いグループパフォーマンス を上げ、顧客からも高い評価を受け…

幸福度が高い人ほど、生産性が高く、想像力に富む

国という単位においても幸福度の 重要性が高まるなか、社員の 幸福度を向上させることの意味は どこにあるのでしょうか? この問いに対して、「それは業績向上 につながるということ」だという ことです。 ☆幸せな人は、健康、教育、政治、 宗教などの組織で、…

「幸せ」って測れるものなの?

「幸せ」とはどんな状態なのか、 その定義は人それぞれです。 しかも、売上や利益といった「お金」、 残業時間や離職率などの「時間」は 数字で表すことができますが、 そもそも基準が曖昧な「職場の 幸福度」を測るのは難しそうです。 しかし、いま政治や学問の世界…

自動化が進むと仕事はどう変わるのか

仕事の性質は2つの面で大幅に変化する と思われます。 第1に、標準化された、大衆市場向け 製品の世界における仕事を特徴づける ルーチン業務は、ますます機械に 取って代わられる。 第2に、より差別化されて急速な変化を 続ける製品の世界で、価値を生み出…

テクノロジーによる市場の再編

需要側では、テクノロジーは消費者に、 かつてないほどの力を与えています。 消費者は利用できる選択肢について 膨大な情報を持ち、ニーズが満たされ なければ、いとも簡単に供給業者を 乗り換えることができます。 また、多くの人は要求が高くなって います…

表面上は耳を傾けても心の中でサラッと流す

「自分の話の聞き方が悪いから」とか 「自分の態度が悪いから」相手が怒って いるのだと反省してしまうと、 どんどん相手からの責めをスルー できなくなってしまいます。 こちらがダメージを受ければ受ける ほど、相手からの攻撃がひどくなって いきます。 人間…

真に受けないことの大切さを知る

誰かが怒っていたら「自分が悪いから 相手を怒らせてしまったんだ」と 相手の怒りを真に受ける。 そればかりか、「自分がダメ人間 だから、相手が私を正しい方向に 導いてくれようとしているんだ」とも 思い込んでします。 つまりは言われたことを真正面から 真…

スマホで変わった働き方とストレスの関係

・この10年で変わった「働き方」 リーマンショックの影響で終身雇用制度 が本格的に終焉を迎えた年でもあります。 就職をすれば安心という感覚はなくなり、 その感覚は「働き方」にも影響を与え ました。 あれから10数年。 会社以外の場所で仕事をしたり、ひと…

過去よりも未来に目を向ける「タイムトラベル法」

「タイムトラベル法」のポイントは、 同じ会話をやっかいな人と何度も くり返してはいけないということ。 「最後までやり抜いたことがない じゃない」「おまえはいつも俺を けなす」「一度くらい、責任をとってよ」 などと言うべきではなく、かわりに 明日、来年、あ…

主導権を与え、緊迫感をやわらげる「腹見せの術」

やっかいな人と話すとき、人は無意識に 話のなかで主導権を握ろうとするもの。 それはもともと「優勢が勝ち、劣勢は 負ける」と思っているからです。 特に男性にこの傾向があるといいますが、 攻撃態勢にある人に対して優位に 立とうとすると、相手はこちらの…

迷わないために、人生の道しるべを持つ

「なんのために」という目的意識を持つ ことには、「やらなくてはならない」が 「やりたい」になるという以外にも、 もうひとつ大きな効果があります。 それは、人生がブレなくなるということ。 忙しい毎日が続くと、つい足元ばかりを 見てしまいがちです。 それど…

毎日をイキイキ・ワクワクに変える

どうすれば働く時間を、「こなすだけ」 のものから「楽しくやりがいのある」 ものにすることができるのでしょうか? この問いに対し、まずひとつは好きな ことを仕事にすることです。 好きなことをしていれば「こなす」と いう気持ちにはならず、毎日は楽しさ とや…

毎日楽しく過ごすために必要なこと

人生には、2つのタイプがあります。 やらなくてはいけないことで埋め尽く された「こなすだけ」の人生と、 やりたいことであふれた「創造的な」人生。 でも現実的には、「こなすだけ」の毎日を 送っている人も少なくないはずです。 気持ちが乗らないのに決まった時…

頼り合える関係につながる上手な断り方

困ったときに頼りやすい関係を築く ため、自分自身もできるだけ力を 貸してあげられる存在になりたい ものです。 しかし現実的に、いつでも相手の 頼みを聞けるとは限りません。 断らなければならないこともある わけですが、断り方にも工夫できる ところが…