迷わないために、人生の道しるべを持つ
｢なんのために｣という目的意識を持つ ことには、｢やらなくてはならない｣が ｢やりたい｣になるという以外にも、 もうひとつ大きな効果があります。
それは、人生がブレなくなるということ。
忙しい毎日が続くと、つい足元ばかりを 見てしまいがちです。
それどころか、気づかないうちに道から 逸れてしまうことだってあり得ます。
しかし｢なんのために｣をしっかりと理解 していれば、それが道しるべになるもの です。
たとえば実生活においても、 ｢○○タワーを目指す｣など具体的な 行き先がわかれば、道に迷うことはなく なるわけです。
つまり、迷ったときには｢なんのために｣に 近づくほうを選べばいい。
逆に言えば、人生や仕事に｢なんのために｣ という目印や判断基準がなければ、 ふらふらと人生に迷ってしまいます。
だからこそ、よりよい人生を歩むためにも、 自分にとっての｢なんのために｣を見つける ことが大切だと思います。
｢なんのために｣と考えることは、とても 面倒なことかもしれません。
そんな小難しいことを考えなくても、 いま、この瞬間を楽しんで生きていく ことも可能です。
実際、若いときはそう思っていました。
しかし、やがて、それでは得られる幸せが とても少ないということに気づきもしました。
仕事がいやなものだとすれば、仕事を している時間は幸せではなくなります。
しかし、それではもったいない。
そうではなく、｢なんのために｣を深め、 自分自身が持っているすべての時間を 幸せなものに変えるべきです。
ただし、｢なんのために｣を見つけるだけ では不十分です。
一歩でも｢なんのために｣に近づく仕事をし、 一歩でも｢なんのために｣に近づく生き方を することが大切になります。
参考文献：『人生、このままでいいの？ 最高の未来をつくる11の質問』 （河田真誠著、CCCメディアハウス）
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