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週50時間の「睡眠貯金」

日ごろ、なにもせずにボーっとして いたとしても、脳の疲れはとれません。

 

それは単に、脳が怠けているだけの 状態。

 

脳を怠けさせることと、休息させる ことは違うわけです。

 

そして当然のことながら、脳を休ませ る最高の手段は眠ることです。

 

いわば睡眠は脳への最高の接待、 いいかえれば脳への処方箋です。

 

そこで具体的な「接待」の方法として、 まずは夜10時までに寝てみること。

 

普段、夜中の1時ごろに眠っている人が 夜9時台に眠る習慣を身につけることが できれば、昼間の時間に活気を取り戻す ことができます。

 

真夜中になってから寝るという、脳に 染みついたクセをとっていくことが 大切です。

 

夜10時までに眠れるようになったら、 朝6時までに起きて外に出て、朝日を 浴びることが大切です。

 

さらに夕方は夕日、夜は月や星を見て、 一日の終わりと始まりのメリハリ体験 を毎日続けることが重要です。

 

このような一日の生活習慣は、人の 体内時計の機能や生体リズム調整に 影響を与えます。

 

9時〜6時の「早寝早起き」が理想ですが、 それが無理でも、一週間に50時間の 睡眠は確保したいものです。

 

月曜日から土曜日まで毎日7時間、 日曜日には少し余計に8時間。

 

これで50時間なので、この数字をもとに して、できれば「睡眠貯金」を考えて みる。

 

 

ウィークデイにどうしても十分な睡眠 時間を確保できなかったのなら、 大切なのは、休日にマイナスを埋める。

 

一週間内で差し引きゼロに戻すように すれば、極端な睡眠障害は防ぐことが できます。

 

外来で訪れる人に、一週間単位で睡眠 時間を記入してもらうそうです。

 

その結果として気づくのは、週の中に 「2時間半」とか「3時間半」とか記入された 日があること。

 

そのように記述する人は、たいてい 疲れ切った表情をしているといいます。

 

そういう人の問題点は、睡眠時間の長短 より「脳がスッキリしない時間」が長い。

 

熟睡できず半覚醒のまま起きている状態 なので、疲労感が増してしまいます。

 

それは、ノンレム睡眠のステージが浅く 短いため、中途半端に脳が働いて、 活動をしているからです。

 

そういう状態に陥ると、客観的な思考が 停止してしまうことになります。

 

いま体を動かしていること以外のことは ほぼ考えられず、大局的な考えを持て なくなってしまうということ。

 

目先のことしか頭に入らず、 「これから先」のことなど考えようとも しなくなっていくのです。

 

覚醒している時間にやるべきことが 明確になり、頭もスッキリと冴えて きます。

 

参考図書:『脳を「接待」する! 上手な脳内 リズムの整え方』 (加藤俊徳著、清流出版)

 

お読みいただきありがとうございました。

 

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