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呼吸と集中の関係

スポーツの世界では、ミラクルプレーを もたらす究極の集中状態を「ゾーンに 入る」などということがあります。

 

こうした集中状態は、スポーツをして いるときに限らず、日常生活においても 表れます。

 

1970年代にシカゴ大学心理学科の教授 ミハイ・チクセントミハイが「フロー」と いう概念を提唱しています。

 

フローは、ゾーンと同様に究極の集中 状態を意味するもので、日本語に訳せば 「無我の境地」に近い状態。

 

そしてチクセントミハイが、フローの ときの心理状態として紹介しているのが、 以下の9つの要素です。

1. 挑戦と技能のバランス

  1. 行為と認識の融合

  2. 明確な目標

  3. 明瞭なフィードバック

  4. 目前の課題への集中

  5. コントロール

  6. 自我意識の喪失

  7. 時間感覚の変化

  8. オートテリック(自己目的的)な  体験

選手が大事な場面で「ふーっ」と息を 吐いたりするのは、緊張状態を体が 感知し、無意識のうちに息を吐くという 行動をとっているからだろうと推測 できます。

 

息を吐くことで、副交感神経を優位に しようとしているということ。

 

でも、息を吐いて副交感神経優位に なったら、戦闘意欲が湧かないのでは ないかという疑問も頭に浮かびます。

 

大事な場面を目の前にすれば、 交感神経は勝手に優位になりすぎます。

 

そのため、過度な緊張状態を取り除く ために、息を吐くという行為が不可欠 です。

 

ゾーン状態に入った選手は、あくまでも 無意識のうちに呼吸をしているはず。

 

呼吸でメンタルを整えるのは重要ですが、 大事なタイミングで呼吸に意識が向き すぎると、パフォーマンスは明らかに 低下することになります。

 

ゾーンに入るためには、いざという ときに勝手にスイッチが入り、勝手に プレーできる状態をつくる必要がある わけです。

 

そのためには、普段から自分の体を モニターし、「ゾーン」や「フロー」の 前提となる「平常」を養っておくことが 肝心です。

 

参考図書:『「呼吸力」こそが人生最強の 武器である』 (大貫 崇著、大和書房)

 

お読みいただきありがとうございました。

 

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