愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

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視覚的なつながりと言語的なつながり

ほとんどの人には、自転車は自転車に 見えるはずです。

 

ところがピカソは、そこに牛を見ました。

 

自転車のサドルにハンドルの角を つけた有名な立体作品「雄牛の頭」に ついて、ピカソはこう述べています。

 

「わたしがどんなふうにこの牛の頭を つくったか想像できるかな? ある日、がらくたの山のなかに古い 自転車のサドルが錆びたハンドルと 並んでいるのを見つけたんだ。

 

その瞬間、頭のなかでその2つが くっついた。 考えるより前に、牛の頭という アイデアが浮かんでいたよ。 あとは溶接してつなげただけさ」

 

つまり、クリエイティブな思考を 使わなければ、ありふれた風景の なかにあるつながりを見つけることは できない。

 

しかし、つながりの発見は視覚芸術 だけにとどまりません。

 

文学もやはり、つながりであふれて いるのです。

 

何世紀にもわたって、作家、詩人、 ラッパー、政治家たちは直喩や隠喩を 駆使して説得し、熱を込めて語り、 人々を楽しませ、教え、統治して きたということ。

 

いわば作家とは、あるものを別の ものとつなげることで鮮やかに 描写する達人なのです。

 

 

言語は、文字どおりの意味を伝える 以外の働き方をすることもあると いうことです。

 

“愛”と“バラ”という、まるで 異なるものがつなげられると、言葉の 意味が理解できず、その隙間を 想像力で埋めるしかなくなります。

 

そして無意識のうちにそのふたつの 言葉の共通点を思い浮かべ、 「彼の愛はバラのように生き生きとし、 花咲き、美しく、繊細で、際立ち、 赤く激しいものなのだ」と想像する ことになるわけです。

 

そして、「“連想”は直喩や隠喩よりも さらに複雑で、多くのものを一度に つなげることを必要とするものだ」です。

 

その例として注目しているのは、 小説『フォレスト・ガンプ』の主人公が 示した、無垢な“連想”による驚くべき 知恵です。

 

「人生は箱入りチョコレートのようなもの。 なかからなにが出てくるかは絶対に わからない」

 

参考図書:『「ひらめき」はこう生まれる クリエイティブ思考ワークブック』 (ドルテ・ニールセン、サラ・サーバー著、  岩崎晋也訳、CCCメディアハウス)

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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