愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

バッドニュース・ファースト

最大限の挽回策を考えたとしても、 どうしてもひとりで解決できない ときはあるものです。

 

たとえば作業量的にひとりでは 対応できなかったり、多部署を 動かさなければならなかったり、 本来ならかからないはずの費用が 発生してしまうときがそれに あたります。

 

しかしそんなときは、「誰かの手を 借りる」ことを考えてみたほうが いいものです。

 

ポイントは、事前にプロセスと スケジュールを共有しておく。

 

そうすれば状況を説明しやすく、 プロセスとスケジュールを一緒に 見せて説明すれば、「どこで遅れが 出たのか」もより理解してもらい やすくなるわけです。

 

また、事前に共有しているからこそ、 協力意識が芽生えやすくなると いうメリットもあります。

 

なにも聞かされていない仕事を突然 「手伝ってくれ」と言われるより、 事前に説明を受けている仕事のほう が快く協力する気持ちになれます。

 

加えて、こういった遅れや問題が 発生したら、協力者だけではなく、 上司にも報連相をすることが大切 です。

 

遅れや問題は自分にとって都合の 悪い事実かもしれないので、報告を ためらいがちになります。

 

しかし、悪い知らせほど、すぐに 報告をするべき。

 

 

トヨタには、「バッドニュース・ ファースト」という言葉があります。

 

悪い報告こそすぐに、優先的にする という姿勢を表しています。

 

これは悪いニュースほど人は隠したい という心理状態をわかった上で、 トヨタの中でのある種のルールに なっています。

 

問題や遅れを隠して、ひとりで なんとかしようとすると、多くの 場合は逆に傷口が広がってしまう かもしれません。

 

それよりも、いち早く上司や関係者 にその悪い状況を共有してもらい、 みんなで対策を練る。

 

そのことの重要性を、トヨタでは 全従業員に伝えています。

 

そのため報告を受けた上司も、 叱ったり、部下を責めたりしては いけません。

 

そうではなく、「報告してくれて ありがとう。それで、対策案はどう する?」という対応をするように 言われています。

 

遅れへの挽回策を考えて、一人で どうにもならなかったら、他人の 力を借りる。

 

他人の力を借りることは、自分が できなかったことを認めるようで、 抵抗があるかもしれません。

 

しかし、その抵抗感のせいで、 結局間に合わなかったり、手を 抜いてしまって満足のいくアウト プットが出せなかったら、それは アウトプットの受け取り手に迷惑が かかります。

 

相手からの評価も下がります。

 

あなた自身が無理をして身体を壊す かもしれません。

 

そうなるよりも、他人の力を借りる。

 

事前にプロセスとスケジュールを 共有できていれば、理解も協力も 得られやすくなるはずです。

 

参考図書:『トヨタ社員だけが知っている 超効率仕事術』 (渡邉英理奈著、フォレスト出版

 

お読みいただきありがとうございました。

 

この度、業務改善コンサルサービスの LINE公式アカウントを立ち上げました。

『利益率前年比30%アップを実現するには…』  トップメーカーの業務改善ノウハウを お教えします。

まずは、下記のURLからLINE公式アカウントに 登録してください。

lin.ee

 

生産性向上・コスト削減でお困り、お悩みの 中小企業経営者の方、下記をご覧ください。

 

peraichi.com

 

 

関連・参考ブログリンク

 

note.com