愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ロジカルシンキングの基本(第4回):「どこ(=Where)」が問題かを効率的に特定する

前回は、「What→Where→Why→Howの 順番で考える」 という問題解決のプロセスにおける 「どこが問題かを特定する(=Where)」 ステップの重要性について述べたので、 今回は、どこ(=Where)を、効率的 かつ効果的に特定する方法を考察 します。 【思考のモ…

ロジカルシンキングの基本(第3回):「なぜ(Why)」の前に 「どこ(Where)」を特定

今回は、「どこが問題かを特定する (=Where)」ステップについて、 具体的に考察していきます。 皆さんは、「なぜを5回繰り返せ」と いう言葉をご存じでしょうか。 問題解決手法に興味を持たれた方 なら、一度は耳にしたことがあると 思います。 トヨタ生…

ロジカルシンキングの基本(第2回):「問題を明確化」する・問題の共有化

「何が問題かを明確にする(=What)」 ステップ 例えば「部門間のコミュニケーション が悪い」という悩みは、どの組織にも あると思われます。 しかし多くの場合、「それは、あまり 良いことではない」と認識されつつも、 解決に向けたアクションには至りま…

ロジカル・シンキングの基本(第1回):現場に問題解決力を持たせる

【問題解決力のニーズ急増競争環境の 変化が背景に】 少し前ならば、組織の問題を解決する のは、ごく一部のトップの仕事でした。 しかし昨今では、現場レベルにまで、 問題解決力を持った人間が求められて います。 競争環境や顧客の急速な変化に対応 する…

IT技術と教育:変化に必要な力で人材育成を促進する

技術が変わると、人のスキルも変わる。 自動車のない時代には乗馬の技術が 求められましたが、それが運転技術へ。 その後、自動車自体もマニュアル車 からオートマチック車へと変わり、 いまでは自動運転技術が実用段階へと 進んでいます。 またIT技術により…

なぜ、私たちは幸せを感じるのか -より幸せを感じるために-

心理学者であり、 「幸せはいつもちょっと先にある― 期待と妄想の心理学」の著者である ダン・ギルバート氏。 彼がTED Talksで 「なぜ、私たちは幸せを感じるのか」 についてスピーチを行いました。 私たちが考えている“幸せ”には ちょっとした誤解があるよ…

Googleの検索に予測されない人生とは?

グーグルで何かを検索しようと文字を 入力しかければ、予測変換機能が働き、 見事自分が連想しそうな言葉を予測 されるという経験のある方が多いと 思います。 「弱いつながり」は、こうした 予測変換の機能について疑問を呈する 考え方があります。 グーグ…

人生の「甘い蜜」になるところ:不完全なところも自分らしさ

一篇の詩を紹介します。 ゆうべ、眠っているとき、 私は夢を見た。驚くべき失敗の夢を…!。 私の心の中に蜂の巣ができて、 金色の蜂が、私の昔の失敗から、 甘い蜂蜜をつくっていた。 - アントニオ・マチャード (詩人) - ありえないと思われるかもしれませ…

「自分の失敗を受け入れる姿勢」とは:良い結果を残すために

「自分の失敗を受け入れる姿勢」を 持っていれば、何か困難なことが 起きても自分を責めたり、無理に自分 のエゴを守ったりしないでしょう。 自分の短所やミスを受け入れると、 精神を健康に保て、不安やうつ状態を 改善できます。 自分の人生をより楽観的な…

人をよく見て肯定する:相手への関心を持つ・示す

自分が影響力を持ちたい相手に伝わる ことを考えてみると、自分が彼らの ことをどんなに大切に思っているか、 今までに伝えたことがあるか。? 相手に重要な人だ。かけがえのない人 だと告げるこの単純な原則は、 日々実践していくならば、途方も ない力を発…

人は必要なだけ転ぶ

精神的な学びは、あらかじめ予期する ことはできません。 学ぶ必要のあることは、必要な時に やってきます。 何度やり直しをする羽目になろうが、 何度同じ宿題をやることになろうが、 学ぶ必要のあることが必要な時に、 目の前に現れます。 転んでは立ち上…

アドラー心理学はSNS社会の処方箋

「アドラー心理学」がいろいろな 社会生活の中で注目を集めて続け、 評論されています。 アドラーの思想を対話形式でまとめた 『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社) は未だに読まれているロングセラー です。 フロイト、ユングと並び 「心理学の三大巨頭」と…

実は1年で2920時間しかない「自分の時間」の有意義な使い方

『努力』という意識を捨てるという、 時間の使い方について、考えて みました。 ・自由な時間は1年間で2920時間だけ! 人間に与えられている時間は平等で、 1年間なら8760時間。睡眠時間を1日 8時間とすると、活動に使えるのは 5840時間。 さらに学生や社会…

どんな状況でも実現できる価値

「夜と霧」の著者フランクルによると、 人間が人生において実現できる価値は 3つあると説いています。 1つ目は「創造価値」。 これは、何かを創り出すことによって 実現される価値のことです。 仕事や芸術作品の創作などがこれに あたります。 2つ目は「…

いい人を演じると、自分も周りも不幸になる(その2)

ノートルダム大学の研究によると、 嘘をつくと人間関係にヒビが入るだけ でなく、嘘をついた人の健康状態にも 悪影響が出やすいということが分かり ました。 その研究では、あまり嘘をつかない 人は、頭痛やイライラのような身体や 心の不調を感じることはあ…

いい人を演じると、自分も周りも不幸になる(その1)

誰だって人に好かれたいとか尊敬され たいという気持ちはありますが、 無理していい人になろうとすると 自分にしっぺ返しがきます。 優柔不断だとか、ひどい時は不誠実 だと思われることもあります。 それよりも、正直に自分の思っている ことを伝えるように…

すぐに怒る人とそうでない人はどこが違うのか?

私たちの心を容器だと考えてみて ください。 (これを「心的容器」と言います) 心に湧いてきた感情は、一旦この容器 に入るのですが、この容器の大きさが 十分でないと湧いてきた感情はすぐに 外にあふれ出ます。 たとえば、悲しみや不安や怖れなどの 感情…