いい人を演じると、自分も周りも不幸になる(その1)
誰だって人に好かれたいとか尊敬され たいという気持ちはありますが、 無理していい人になろうとすると 自分にしっぺ返しがきます。
優柔不断だとか、ひどい時は不誠実 だと思われることもあります。
それよりも、正直に自分の思っている ことを伝えるようにしたいものです。
いい人に見られようとすると、自分の 本当の気持ちや、やりたいことを 無視することにもなります。
そのような生き方は、理不尽なことが あっても批判をぐっとこらえ、その 代わりに人に気に入られることを 言うことで、周りの人たちにサービス しているようなものです。
強さと優しさは両立できるものだと 思います。 自立した個人でありながら、人を 気遣うことも できます。 よって、いい人でいるのをやめても 他の人の不利益にはなりません。
むしろ、いい人を演じることで自分や 身の回りの人に悪影響を与えることは たくさんあると思われます。
いい人というのは、やりたくないこと がある時にそれを言えないことが 多いです。
「本当にどっちでもいいよ」とか 「私は気にしないよ」とか 「何でもいいよ」と いうようなこと を言って、自分の意見を曲げています。
身の回りの人の意見に従ってばかり いると、自分の本当の気持ちが わからなくなってきます。 私は、いい人に思われることに囚われ ていました。
しかし、いい友人、いい同僚、いい リーダーになるには、人の意見に 耳を傾けるのと同じくらい、 自分の意見を他人と共有することも していかなければなりません。
友だち関係、仕事、グループでの行動 に対して、自分がどう感じているのか を改めて確認するために、自分が好き じゃないことややりたくないことを 書き出すのは有効でした。
ほとんどの人は、そこまで自分の 気持ちに鈍感ではないと思いますが、 自分の意見を改めて確認するため には、いい方法だと思います。