「重要→詳細」「大→小」の順に説明する
人前で話すことに苦手意識を持っている 人は、「言いたいことが、うまく まとまらない」「なにから話していいのか わからない」といった悩みや不安を 抱えがちです。
では、一度話しただけで理解され、 納得してもらうためには、どのように 伝えればいいのでしょうか?
もっとも有効なのは「大事なポイントを 先に伝え、次に詳しい内容を話す」こと。
つまり「重要→詳細」「大→小」の順に 説明すべきです。
例えば、会議を予定どおり実施する のかを部長から聞かれた部下の答えが、 質問の意図から外れている場合、 部長からすると、もっとも知りたいこと がわからないため、どう対応すればいい のか判断できないわけです。
つまりこのとき、部下は結論を先に、 「重要→詳細」の順で説明すべきだったと いうことになります。
とはいえ急に質問されたりすると、 緊張してうまく説明できなくなって しまうということも考えられます。
聞き手は、イチからすべてを知りたい わけではありません。
まず重要なこと、自分の質問に対して 知りたいことに答えてもらい、 詳しいことはあとで説明してくれれば いいと思っています。
話の順番によって、聞き手の頭の中に スッと入っていくかどうかが左右され ます。
「知っていることを全部説明しよう」 「最初からとにかく話しはじめよう」 とする必要はありません。
最初に重要な部分をざっくりと説明し、 詳しい情報はあとに改めて話す伝え方は、 プレゼンや会議で説明したり発言する ときだけでなくスピーチや自己紹介など あらゆる場面で使えるスキルです。
そのため、常に「重要→詳細」「大→小」の 順番で説明することを心がけたいと 思います。
参考文献:『意見・主張が通る「伝え方」』 (石田健一著、明日香出版社)
最後までお読みいただきありがとうございました。
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