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「前置き」で方向性を示し、「要するに」「結論として」で話をまとめる

プレゼンや会議、商談で説明をする ときは、次の話題について「前置き」を することが大切です。

 

たとえばテレビのニュース番組では、 キャスターが話題を変えるとき、 「さあ、次は海外サッカーについての お話です」など、必ず次の話題の 前置きをします。

 

それと同じで、つまりそうすることで、 聞き手は「これからなんの話が始まる のか」を理解しやすくなるわけです。

 

「わかりやすい説明」をするコツは、 話の方向性を示すこと。

 

方向性が明確でないと、どのあたりを 指しているのか、いまなにを伝えよう としているのかが、聞き手に伝わら ないからです。

 

このように「前置き」を入れてから、 スライドを先に進める。

 

こうすることで話の方向性が明確に なり、聞き手にとってわかりやすい 説明になるというわけです。

 

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さらに、重要だと思うポイントに ついて話をする際には、

 

「ここが、もっとも重要な部分なの ですが」 「本日、一番お伝えしたい ポイントなのですが」 「ここからが 本題なのですが」など、強調する フレーズを使うことで、集中して 聞いてもらえます。

なお「相手がすぐ理解できると 思われる内容」について話をする 場合は、「とても簡単な話ですが」と 話し始めることで、聞き手は話を 聞こうという態勢になります。

 

逆に「かなりややこしい話になり ますが」と言われると、身構えて しまうかもしれません。

 

前置きの違いによって、相手の意識や 聴く姿勢は大きく変わってきます。

 

また、説明の途中で方向性をわかり やすくしたいときは、「次に」 「すなわち」「一方で」「話は変わりますが」 などの「つなぎの言葉」を入れると 効果的です。

 

そうすることで、聞き手は話の展開を 予想して聴くことができ、ストレスを 減らせるわけです。

 

「前置き」や「つなぎ言葉」を使って 説明を進めたら、最後は「要するに」 「結論として」「つまり~です」を使って 話をまとめる段階。

 

たとえば「現状の問題について、3つの 視点から説明しました。本日の結論と しましては~」というように話を抽象化 してまとめることができるわけです。

 

そこには、「そろそろ説明が終わる のかな」と、聞き手の意識をこちらの 話に向ける効果もあります。

 

とはいえこれらは、何度も使うと くどい印象を与えることにもなりかね ません。

 

そこで、「これで本当に最後」という 決めの部分で使うことがポイントです。

 

参考文献:『意見・主張が通る「伝え方」』 (石田健一著、明日香出版社)

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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