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「知らない」人にならないために

数人のワーキングマザーに「自己開示が 必要な理由はなにか?」と質問すると…。

 

その際の答えは、「だって、お子さん には、知らない人についていっちゃ いけないって言うでしょ」と言われました。

 

半分冗談で半分本気だといいますが、 重要なポイントは、子どもを部下に 置き換えてみても同じだということ。

 

上司の人となりを「知らない」のに、 ついていく部下はいないわけです。

 

マネージャーである自分がなにを考えて いるのか、組織をどういった方向へ 持っていきたいのか、そのために部下に なにを期待しているのか?

 

部下たちは、そうした問いへの答えを 内心で必ず求めています。

自己開示は、良い点も悪い点も包み隠さず、 自分の言葉で伝えるところに意味が あります。

 

弱点は弱点として、変わらぬ一人の 人間として想いを伝えることです。

 

無論、明らかに信頼を失う内容を口に する必要まではありませんが、実像を 離れて「できる」上司を演出すること (自己呈示)はそれと同じくらいの リスクがあると思っておいた方がよい と考えます。

 

いわば部下からの信頼は、提供する 情報の質量にかかっています。

 

そのため「返報性の原理」を思い起こし ながら、積極的に自己開示したほうが よいと思います。

 

参考文献:『リーダーの「対話力」ノート できる大人は「言葉選び」で人を幸せにする』 (細谷知司著、ぱる出版)

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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