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危機を乗り越える「3C」とは?

危機を乗り越えるために必要なもの として、「コントロール」 「クルー・リソースマネジメント」 「コミュニケーション」からなる 「3つのC」があります。

 

まず注目すべきは自己コントロール

 

危機を乗り越えるにはさまざまな 要素をコントロールすることが必要 ですが、トラブルが起きたらあれこれ 考える前に、なによりもまず 自己コントロールをすべきです。

 

そしてトラブルが起こったときには とにかく冷静に、楽観的に対応できる ように自分を制御すること。

 

慌てたり、焦ったり、悲観的になっても なんの解決にもならないからです。

 

突発的なことや危機に直面したら、 人は慌て、浮き足立ち、日ごろできる こともできなくなってしまいます。

 

そうなることをふせぐには、まずは 2〜3秒の間を取り、腹の底からゆっくり と話して自分自身をコントロールする ことが大切です。

 

そうすれば自分を取り戻すことができ、 ミスの拡大をふせげるわけです。

 

クルー・リソースマネジメントとは、 「クルー=乗員(チームメンバー)」の 「リソース=人的資源」を確認し、 有効に活用すること。

 

チームのメンバーの能力はもちろんの こと、その他、情報や機械・危機、 ツールといった資源をすべて使って、 最悪の事態を回避するという発想です。

 

コミュニケーションとはいうまでも なく、メンバー同士の交流を円滑にし、 チームの血流をさかんにさせること。

 

危機に陥っているときだからこそ、 「いま、なにをすべきか」を声に出して チームのメンバーと共有する必要が あるということです。

 

それぞれの役割がきちんとなされて いるかを互いに確認しあい、 コミュニケーションをとることが 大切であるわけです。

とはいえ、いざというときだけ コミュニケーションを活発にしよう としても、それは無理な話です。

 

役立つのは日ごろのコミュニケー ションなので、メンバー全員が なんでも積極的に口に出せるような 雰囲気づくりをしておくことが重要。

 

互いの役割を十分に理解し、 トラブル時は声に出して確認する ことを習慣づけておくことが肝心だと いうことです。

 

コミュニケーションは、人の体の 血液の流れに相当するものです。

 

心臓、肺、胃、腸などの各器官が 健全であったとしても、血液の 流れが細ったり止まったりしたと したら、病気になったり、最悪の 場合は死に至ることもありうる でしょう。

 

それと同じことで、どんなに優秀な 社員が揃っていたとしても、 コミュニケーションに失敗があると、 トラブルや不祥事の回復は難しく なります。

 

参考文献:『JALで学んだ ミスをふせぐ仕事術』 (小林宏之著、SBクリエイティブ

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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