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「弱さ」を隠すチームが背負う致命的リスク

人間は誰しも、弱い部分を持っている もの。

 

リーダーである以上、あるいはリーダー を目指しているのなら、弱い自分を 認めることには大きな意味があります。

 

1. 成長願望が生まれる

弱い自分を認められるからこそ、 「今より、少しでも強く生きられるよう になろう」と努力できます。

 

矛盾するようですが、「自分の弱さを 認め、自分をより良い状態に持って いこう」とアクションを起こせる人は、 強い人間だと思います。

 

だからこそ、「弱さ」を隠すことは 「弱さ」を克服することではありません。

 

大切なのは、「弱さ」をオープンにした うえで、その弱点をどうカバーするか。

 

逆にいえば、自分の弱点をさらすこと ができないリーダーは、自分やチーム の成長の機会を奪い取っているという ことになります。

 

2. メンバーの弱点を「個性」とみなせる

自分の弱さを受け入れられる人は、 他人の弱さを受け入れられます。

 

それぞれの人にそれぞれの強みがあり、 それぞれの弱みがあります。

 

それは当然のことですし、大切なのは、 チームメンバー一人一人の弱点を 「個性」と捉え、各人がそれぞれの弱みを 補い合うことです。

チームには、メンバーの弱点を補う ことのできる人が必ずいます。

 

そして弱点を補ってもらった人もまた、 別のシチュエーションにおいては 誰かの弱みを補うことになります。

 

そして弱点を補い合うことは、お互い の「違い」を認め合うこと。

 

チームのメンバーからは、「自分にない なにか」を学ぶことができるわけです。

 

そして同じように自分自身も、 チームの誰かに対して、その人には ないオリジナリティを投げかける ことが可能です。

 

そうやってお互いに欠けている考え方や 価値観、好みなどをシェアすることが できれば、メンバーひとりひとりの 視野が広がり、チームが強くなっていく という考え方です。

 

ただし注意すべきは、「弱いから仕方ない だろう」と開きなおり、自分の弱さを 正当化すること。

 

たとえば遅刻魔のメンバーが「人間だから しょうがない」と開きなおったとしたら、 チーム運営に悪影響を及ぼしてしまう ことになります。

 

弱さを認めるということと、 ルール違反・マナー違反を許すこととは 別ものです。

 

正すべきところは正したうえで、 人の弱さを受け入れられるリーダーが、 最高のチームをつくる資格があります。

 

参考文献:『「弱い」リーダーが最強の       チームをつくる』      (嶋津良智著、ぱる出版)

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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