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リーダーの客観性・包容力・観察眼が重要

リーダーは、自分を叱ってくれる メンバーを重宝しなければなりません。

 

偉くなればなるほど、年齢を 重ねれば重ねるほど、その人の周囲 からは「叱ってくれる人」が減って いくものです。

 

しかしそんな状態が続けば、 リーダーは「客観性」を維持しづらく なるでしょう。

 

人間は弱いものなので、ときには耳の 痛い意見も言ってもらわないと、 己を見つめなおすことが困難に なります。

 

誰かに叱ってもらえて初めて、自分の 行いに修正を加え、フラットな状態を 保てるのです。

 

リーダーといっても、結局のところは ただの人。叱られて初めて成長できる わけです。

 

だからこそ、リーダーとしてやっては いけないのが、自分に意見を言って くるメンバーを遠ざけたり、排斥 したりすることです。

 

こういうことをしてしまうと、周囲は イエスマンだけになり、リーダーの ことを思って苦言を呈してくれる人が いなくなってしまうからです。

状況的に追い詰められている場合、 人はついそれを嘘でごまかそうと するものです。

 

もちろん、ごまかすことは悪いこと ですが、自己防衛は人間の本能でも あるわけです。

 

つまり、「よい」「悪い」以前に、 「人にはそういう弱い部分があるのだ」 と理解すべきです。

 

数字がモノをいうビジネスにおいて、 大切なのは結果です。

 

最終的に結果さえ出せるのであれば、 それ以前の些細な嘘はどうでもいい、 とすらいえるという考え方。

 

きょう嘘をついた人も、あす懸命に 働いて結果を出すなら、それでOK。

 

いわば嘘を大目に見ることもリーダー の役割であり、器の大きさだという ことです。

 

とはいえ、些細な嘘でも野放図に してよいわけではありません。

 

些細な嘘が続くようなら、 「バレないと思ってる?」というように、 深刻にならない程度に指摘するほうが よい。

 

「このリーダーにつまらない嘘は つけない」というほどよい緊張感が、 ポジティブな結果へとつながっていく わけです。

 

参考文献:『「弱い」リーダーが最強の       チームをつくる』      (嶋津良智著、ぱる出版)

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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