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こだわりを手放して心の自由を取り戻す

「こだわり」という言葉が“細かい ところにまで注意を払い、あることの 価値を追求する”という意味で 使われはじめたのは、昭和の後半に 入ってからです。

 

というのも、もともと「こだわり」は 執着・固執・拘泥と同じ意味で、 「ひとつのことに執着して離れられない」 という悪い意味で使われる言葉でした。

 

そのため、心おだやかに生きたいので あれば、「こだわらないほうがいい」と いうのです。

 

特に日常生活においては、こだわり から離れたほうが、ずっと心が おだやかでいられるといいます。

 

世の中のすべては無常という原則が あるため、自分も周囲もどんどん変化 してしまうなか、「こだわり」を 手放さないと大変なことになります。

 

なぜなら「こだわり」と「自由」は、対極に あるものだからです。

晴れにこだわっていれば、雨や曇りの 日が憂鬱になるものです。

 

しかし「お天道さまだって休みたいとき もある」と思えば、曇りや雨も楽しめる ことになるでしょう。

 

また、若さにこだわれば、歳をとるよさ が見つけられません。

 

自分の損得にばかりこだわれば、友人を 失うことにもなります。

 

いわば、こだわればこだわるほど、 自由がなくなっていくということ。

 

そのことを、「外の世界は四季折々の自然 の変化があり、人情味もあふれている のに、狭い檻の中をウロウロしている 動物園の動物のようなもの」だと表現 しています。

 

そういう意味でも、自分の「こだわり」の 弊害について考えてみると、 「こんなこだわりはないほうがいい」と 心を自由な状態にしておけることが たくさんあるものです。

 

参考文献:『1分で悟り』     (名取芳彦著、ワニブックス

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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