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リスク管理は悲観的に準備して楽観的に対応する

危機に直面したとき、その状況を 一刻も早く脱するために必要なのは、 冷静に対応すること。

 

しかし頭で理解していても、実際に やるとなると難しいことでも あります。

 

そこで欠かせないのが、事前に 「こんなこともあるかもしれない」 「あんなことも起こるかもしれない」と、 あらゆる方向からトラブルや不測の 事態を想定し、十分に準備しておく。

 

ただしその一方で、十分な準備を したら、次になにが起こったとしても 最終的には「これだけ準備してきたん だから絶対に大丈夫」と楽観的に とらえ、最後まで決して諦めないこと が重要です。

もちろん根拠もなく、ただ「危ない」 「怖い」と言っているだけでは、 いざ危機に直面しても役には立ちません。

 

重要なのは、「どういう状況になったら 危ないのか」「危機が近づいたらどう すればいいのか」をあらかじめ想定し、 対応策を準備しておくこと。

 

そのうえで、もし実際に危機に直面 したなら、事前に準備したそれを着実に 実践すればいいだけです。

 

リスク管理の鉄則は「悲観的に準備」して、 「楽観的に対応」することを強調するのは、 こうした考え方があるからです。

 

悲観的に最悪の事態まで想定しておけば、 いざというとき「大丈夫」という確信を 持つことができ、落ち着いてトラブルと 向き合うことができるわけです。

 

「準備」と「心構え」をしつつ、なにが 起こっても冷静に対処すること。

 

そして「あってはならない」ではなく、 「すべてはありうる」を前提に準備する。 そうしてこそ、堅実な危機管理ができます。

 

参考文献:『JALで学んだ ミスをふせぐ仕事術』 (小林宏之著、SBクリエイティブ

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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