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決断に迷ったら「人に嫌われる」ほうを選択する

トラブルや不測の事態に遭遇したら、 トラブルの影響を最低限に抑える 決断をすることが大切になります。

 

もしもこの決断に迷ったら、 「みんなから嫌われる決断をする」 勇気を持つことが重要になります。

 

「危機に遭遇した場合、みんなに 好かれようとか、よく思われよう とはしない」ということ。

 

人の命がかかったような状況では なかったとしても、せっかくみんなで 苦労して積み上げてきた物を捨てる しか手段がなかったり、自分たちの 商品やサービスを傷つけなければ ならない決断を迫られることもある はずです。

 

そんなとき「みんなによく思われたい、 好かれたい」という気持ちで決断して しまうと、ときとして大きなトラブル につながることがあるわけです。

それをふせぐには、「なにがいちばん 大切か」を常に把握して業務ができる 組織風土を構築していくことが大切 になります。

 

「みんなから嫌われる決断をする」とは、 別な言い方をするなら「非常時には 完璧を目指さない」ということでも あるといえます。

 

異常事態やトラブル時には、「最悪の 事態を回避する」という一点に絞った 対処が必要になります。

 

そういう場合は完璧な対処などありえず、 あれこれ考えていては状況が悪化する ばかりなので、素早い決断が必要と なるわけです。

 

なお、ここでいう「決断」は、「判断」とは 似て非なるもの。

 

判断とは、いろいろな情報を集め、 人の意見を聞き、それらの材料をもとに 適切な結果を探し出すこと。

 

一方、基準というものがなく、時間も 豊富な材料もなく、一瞬一瞬がその後を 左右するのが決断。

 

そこには覚悟が必要で、その人の人生、 哲学、価値観がものをいうと思います。

 

参考文献:『JALで学んだ ミスをふせぐ仕事術』 (小林宏之著、SBクリエイティブ

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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