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「シンプル」で「短い」フレーズの組み合わせが「強力」なフレーズに

テレビ番組のナレーションには、 「日本一とうたわれた、名旅館がある」 など、短いフレーズを繰り返すことで、 歯切れのいいテンポをつくり、 視聴者を惹きつける方法があります。

 

おもにニュース番組やドキュメンタリー 番組のナレーションに使われる 「サウンド・バイト」という手法です。

 

これを使うと、どの年代の人が聞いても わかりやすく、記憶にも残りやすくなり ます。

 

そんなサウンド・バイトは、説明や プレゼンなどにも応用できるスキルです。

 

話が長いと焦点がぼやけ、なにが 言いたいのかわからなくなってしまいます。

 

ダラダラと長く話すのではなく、 シンプルで短い言葉を組み合わせ、 より強いメッセージに変えることが 大切だというわけです。

言葉やフレーズを磨きに磨き、聞き手に とっても大切なメッセージまで 絞り込むことができれば、相手の心に 響きます。

 

短い言葉に、相手に届けたい言葉だけを ギュッと凝縮する。

 

本当に伝えたいメッセージほど、言葉を 短くするのです。

 

そのためには、言葉を短くする「意識」を 持つこと。

 

言葉を短くしようと常に心がけることが 必要です。

 

そして、いろいろ説明したいことが あっても、「ひと言」で表現できないか、 言葉を取捨選択し、実際に絞り込んで みます。

 

短い言葉やフレーズで表現しようと すると、話を要約せざるをえません。

 

必要のない言葉を削り、どうしても 伝えたい言葉しか残らないようにします。

 

必要のない言葉を削る習慣を身につける には、上司や同僚との会話、友人、 家族との会話において、 「もっとシンプルに表現できないか」 「いま会話している内容を『ひとこと』 で伝えられないか」を考えることが 大切になります。

 

日ごろから、意識的に言葉を選びぬく ことが大切だということです。

 

それを繰り返していくうち、話が 伝わりやすくなり、相手の理解も 速くなっていきます。

 

さらに伝えるときのコツとして、 ポイントとなるキーワードを「ゆっくり」 話し、他の部分とのスピードに緩急を つけることも重要です。

 

そうすることで、伝えたいワードが さらに印象に残るわけです。

 

人の記憶に残すには、「ワンフレーズで 区切る」「短い言葉の組み合わせで強い フレーズをつくる」「話すときには緩急を つける」ことが大切です。

 

これらを意識すれば、聞き手の印象に 強く残るメッセージになります。

 

参考文献:『意見・主張が通る「伝え方」』 (石田健一著、明日香出版社)

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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