愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

客観が「優」で、主観は「劣」か!?

「それって主観的な見方だよね。
もっと客観的に見ないと……」。

 

ビジネス現場のやりとりでは、よく
こんなフレーズが出てきます。

 

このことは暗に、客観が主観より
優れていることをにじませている
ようです。

 

しかし、果たしてそうでしょうか。

 

ときには客観より主観が大事な場合も
ありそうです。

 

往々にして主観的な意見がダメ出し
されるときは、もののとらえ方が
感情的に偏っていたり、浅い経験
からの決めつけであったりします。


 

確かにそういうときは、客観に立つ
ことが求められるでしょう。

 

しかし、ビジネスやキャリアにおいて、
客観が最終的に目指すべき態度では
ありません。


 

むしろ、客観を超えて意志的に主観を
持つことが目指すべき態度です。


 

そうでなければ、本当に深く強い仕事
はできませんし、心から納得のいく
独自のキャリアは具現できません。

 

表層的な決めつけや感情的な偏見では
なく、深い思考から出る傾きであれば、
それは独自性としてむしろ研ぎ澄ませて
いくべきものです。



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「この世界に事実というものはない。
ただ解釈があるのみ」とニーチェ
言ったとおり、私たちは結局、自らの
解釈で自分の生きる世界を決めている
からです。


 

松下幸之助「(松下電器産業にとって)
事業とは人づくりである」
と言いました。

 

また本田宗一郎本田技術研究所の社長
に就任した際、「(ここでの)事業は、
どういうものが“人に好かれるか”という
研究である」
と言いました。

 

いずれも主観的・意志的な定義です。

 

決して、「事業とは一定の目的と計画
とに基づいて経営する経済的活動」と
いった辞書的な言葉ではありません。

 

客観を土台として、それを超えて主観
の答えを抱く。


 

その思考態度から、独自の仕事が
生まれ、たくましくキャリアを切り
拓いていく力が生まれます。


 

直面する物事に対し、力強い自分なり
の解釈を創造する―――
それは言い換えるなら、図太い観を
醸成するということですが、
これは知識やスキルを身につけること
より根っこの次元で重要なことです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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