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3つの相槌で、人の心は開ける

会話の達人は「相槌の達人」。 相槌をうまく使いこなせるように なると、それだけで相手の心を 開き、信頼関係を深めることが できます。

しかしなぜ、相槌が人の心を開かせる のでしょうか?

このことに関連して著者は、心を 開かせる相槌には一定の法則がある ことを指摘しています。

相槌さえすれば心を開いてもらえる わけではなく、3つのポイントが あります。

ひとつ目は、「共感を表す短いフレーズ を使う」。

共感とは、自分と異なる考えであった としても、「相手はそう考えているん だな」と理解を示すこと。

具体的には「そう感じたんですね」 「つらかったでしょうね」 「それはうれしいですね」というように、 短いフレーズで呼応してあげるという ことです。

逆にこのとき長いフレーズを使うと、 共感されている意識が削がれてしまう 危険性があります。

たとえば「つらかったんですね。 わかりますよ、その気持ち。 私も似たようなことを半年前に経験した ことがありますから」というような 長いフレーズ。

こうなると相手の意識は長いフレーズ のほうに向いてしまい、自分の感情体験 から離れてしまいます。

すると、深いレベルでの共感は得られ なくなります。

そんな状態を避けるため、相手の意識が それないように短い共感フレーズを 使うことが大切です。

2つ目のポイントは、「具体化のフレーズ を使う」。「具体的には?」「たとえば?」 「もっと聞かせて」など、「少しでも相手 を理解しようという姿勢」を表す フレーズを使うべきだということです。

このような具体化のフレーズを使うこと によって、相手は「私のことに関心を 持ってくれているんだ」「話を聞こうと してくれているんだ」と認識できます。

つまり、相手の承認欲求が満たされる わけです。

するとその結果、お互いの距離が ぐっと近くなり、関係性が深まっていく という流れです。

そして3つ目のポイントは、 「本心を開くフレーズを使う」。

相手の心を開くためには、 「本当の気持ちは?」「で、本当はどうしたい の?」など、そのきっかけとなる短い フレーズが必要だということ。

このとき大切なのは、相手がしばらく 無言の状態であったとしても、言葉を 一切挟まずに「ただ待つ」こと。

「沈黙が耐えられない」という方も いらっしゃるでしょうが、相手から すれば心を開くためには勇気が必要です。

なのに不用意に口を挟むと、相手の 気持ちがしぼんでしまうというわけです。

大切なのは、相手のことを信じ、 話し始めるのをじっと待ってあげること。

心を開いてもらうには、相手を信じる 姿勢が不可欠です。

いずれにしても、「たかが相槌」だと 思っていたら、それは大きな間違いです。

相槌をする際には「共感のフレーズ」 「具体化のフレーズ」「本心のフレーズ」の 3つを駆使することで相手の心を開く ことが重要になります。

そうすれば、深い信頼関係を築くことが できるということ。

そして相槌を無理なく使いこなせるよう になれば、やがて会話の達人に近づいて いけます。

参考図書:『「聞く力」こそが最強の武器である』      (國武大紀著、フォレスト出版

お読みいただきありがとうございました。

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