愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

IT技術と教育:変化に必要な力で人材育成を促進する

技術が変わると、人のスキルも変わる。

自動車のない時代には乗馬の技術が 求められましたが、それが運転技術へ。

その後、自動車自体もマニュアル車 からオートマチック車へと変わり、 いまでは自動運転技術が実用段階へと 進んでいます。

またIT技術によりグローバル化の 進展もあります。

ネットワークで世界が繋がったいま、 「社会」という言葉を再定義する 必要があります。

狭義の意味で「社会」は地域のことを 意味し、広義には自立した個人が 関わり合う場を意味します。 それがいまつながる世界では、 物理的に閉じた社会の存在が希薄 になりました。

日本のどこに住みどのような仕事 をしようと、「世界」が社会になる 時代となりました。

技術と社会が変わると人に求められる 資質が変わります。 出口

幸いなことに教育の変化に対する ツールは整いつつあります。

それは、IT技術の特性と教育との 相性がいいからだと思われます。

そもそも教育とは、 知識や技能の伝達であり、学習は 新しい知見の習得です。 そして、デジタル化がもっとも得意 とするのは知識分野です。

文字化された知識はすでにデジタル で完全に表現することができます。

この知識の伝達にデジタル・ ネットワークの技術が多大な効果を 発揮します。

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人は「変化」に対し、得体の知れぬ 不安を覚えるものです。

未知なる環境に適応できるか、予測 できないことを避けたい本能が あります。

これが社会になると従来の仕組みから 新しい組みに移行することで経済的 損失を蒙る人もいるため、その移行は 一筋縄には進みません。

技術の変化とともに社会の変化が 求められます。

この社会を変えるのを最も得意とする のは、企業である民間セクターでは ないでしょうか。

自動車社会もインターネット社会も、 企業の活動が原動力となり実現 しました。

社会の問題は、政治や行政の力に頼る 論調となりがちですが、民間セクター の力で社会を動かしてきた実績も 多々あります。

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多くの企業が教育分野に進出する ことによって、教育の仕組みが 変わり出す。

そして企業主導だけではバランスに 欠く局面を政治や行政がサポートする。 こんな変革のプロセスは、効率も 効果も期待できそうな予感がします。