愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

『ムダ』を省いて付加価値の高い主作業を増やす(まとめ)

従来、1日8時間かけてやっていた 仕事を6時間でできるようになれば、 2時間の余裕が生まれます。

この2時間を遊ばせてしまったら ムダとりの意味がありません。

多くの企業で業務量が増える一方、 人員はあまり増やせない状況が あると思います。

ムダとりで生み出した時間は そうした状況への対応だけに とどまらず、 「付加価値のある遊び」にあてる。

つまり、短期的にはムダに見える かもしれないが、 長期的には生産性の向上に貢献する ような事柄に使います。

たとえば長期的な構想を考えたり、 学習やスキルアップに挑戦したり、 人材育成に取り組むなど。 ムダとりで創出した時間をどう使うか が、実は勝負の大きな分かれ目に なります。

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トヨタ式 ムダとりの極意のまとめ】 1. つくりすぎのムダ 求められている以上に多くつくったり、 必要なタイミングよりも早く仕事を 行ったりすること。

2. 手待ちのムダ 次の仕事に進めず、一時的に何も やることがない状態。 段取りに問題がある場合に発生する。

3. 運搬のムダ 付加価値を生まない歩行やモノの 運搬。用事を一度にまとめず、 その都度離席するのもムダ。

4. 加工のムダ 仕事の完成度とは関係のない 不要な作業。 アニメーションを施した資料を 作るのも加工のムダ。 5. 在庫のムダ 必要のない文具、書類、データなど。 「いつか使うかもしれない」は、 結局ほとんど使わない。 6. 動作のムダ 付加価値を生まない動き。 「動作経済」を考慮して動きの ムダ、ムラ、ムリを排除する。

7. 不良・手直しのムダ

修正ややり直しが必要な仕事。 作業時間を短縮するため、手法の 標準化を徹底している。

上記のポイントを基に、社内の部署・ チーム、従業員の方々と適宜、 チェックし合うようなミーティングを 持たれると習慣化して、効率的な業務 が根付いてくると思います。