愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

トップのコミュニケーション力と企業の成長力は密接にリンクする?

リーダーシップとは、すなわち コミュニケーションだと思います。

これはアメリカでは広く浸透する 考え方です。

強いコミュニケーション力なくして リーダー シップは発揮できません。

当たり前のようだが、日本ではそう でもなく、「巧言令色鮮し仁」など と揶揄し、「伝える努力をしなく ても、相手はきっとわかってくれる」 と、超能力のようなことを信じて いるリーダーが大勢いるように 思えます。

コミュニケ-ション力欠乏症候群に 陥っているリーダーのタイプは主に 下記の3つです。

①自分は結構いけているので、 そのままでいいと 思っている。 もしくは、コミュニケーションを 重要とは思っていない。

②下手なのはわかっているけど、 コミュ力は 生まれつきだから どうしようもない、 と思っている。

③改善の余地はあると思うが、 今さら、部下の前で誰かに コーチングを受けたり、 学んだり するのは恥ずかしいし、 沽券にかかわる、と思っている。

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「子供が将来、人生で成功するために 最も重要なスキルは何か」。

アメリカで行われたある調査で、 数学や読み書き、チームワークと いったスキルをはるかに超えて、 ナンバー1となったのは、ほかならぬ 「コミュニケーション」でした。

リーダーにとって重要な コミュニケーション資質。 それは、「場の支配力」、「対話力」 と「熱量」だと考えます。

物おじしない気迫、押し出しぶりで、 「場を支配」する。 英語ではOwn the roomと言うが、 つまり、その場の空気を、話し手の 色に染められるかということだと 感じます。

誰もが壇上の言動にくぎ付けになり、 あたかもそこだけにスポットライト が当てられているような錯覚を してしまう。

場を支配する強烈な磁力、それこそ が強いリーダーシップの源泉です。

一方的に自分の話を押し付けるの ではなく、相手の言い分に耳を貸し、 心を通わせる中で、従業員の モチベーションの強化を図り、 結果的に問題続きの子会社の黒字化 に成功する。

「ほとんどはコミュニケーションで 決まる」と口を酸っぱくして、その 重要性を説く背景には、「対話」の 成功体験から生まれた思い入れを 感じます。 「CEOがくたびれていてはいけない。 エネルギーレベルが重要だ」。と いうこの言葉は コミュニケーション の最も本質的な価値を突いていると 思います。

何とか伝えたい、という「思い」が なければ、伝わらないものです。

トップの波動や情熱は伝播します。 言葉だけで「チャレンジ」なんて 言われたって、 人は簡単には動け ないものです。