自分の過ちを認めて話す:信頼(ラポール)を築く
自分が完璧には、ほど遠いことを謙虚に 認めるところから話を始めれば、相手も また自分の失敗を口にすることが楽に なります。
また、自分の間違いを認めることは、 たとえそれが正されなくても、他人に 行動を改めさせる効果があります。
自分の過ちを認めることは、進歩を 促すだけでなく、同僚や顧客、友人、 家族や地域社会の人々との間に貴重な 信頼を築くことになると思います。
『コーチングの神様が教えるできる 人の法則』の著者である、 マーシャル・ゴールドスミスは、 その中で 「私たちが常に正しいことなど誰も 期待しない。
だが過ちをおかしたときは、潔く 自分の非を認めることを世間は、 決まって期待するものだ。
となれば、過ちはチャンスでさえある だろう。 自分がどんな人間で、どんなリーダー であるかを証明できるのだから。
自分の非を潔く認めれば、成功を 吹聴するよりも、世間はよほど あなたに感服する」 と書いています。
自分の過ちについて正直に語ると、 相手はホッとして親しみを覚える でしょう。
こういう人ならきっと自分たちの 気持ちや立場をわかってくれる だろうと思います。
その気持ちのおかげで、 アドバイスがずっと素直に心に 響くはずです。
自分の過ちを語るとうい原則の 美点は、失敗したことのない 人間などいないせいで誰でも 相手の気を楽にする材料には、 事欠かないというところに あります。 ただし、そのあとに続くのが、 直球の小言ではいけないと 思います。
建設的なアドバイスをすることが 大事です。 自分の過ちをを話すと、相手の 過ちから少し視線を外すことでき、 自分の言うことの角がとれて、 聞き手が防衛的にならないで 済むと思います。 自分の過ちを潔く認めること こそが、おのずと信頼されるように なると思います。