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信頼関係のトライアングル

信頼関係の基本構造は、「自己理解」「相手理解」「相互理解」からなるトライアングル構造になっています。

信頼関係とは、自分と相手との二者間における関係性なので、一方通行のまま良好な関係が生まれることはあり得ません。

にもかかわらず、上司と部下との場合だと、上司から部下への一方的な会話が見受けられるものです。

信頼関係は「双方向」である必要があり、相手理解と同時に自己理解も大切。

なお自己理解では、「自分が大切にしたいこと(自分の価値観)はなにか?」について理解を深める必要があります。

自分が大切にしていることをないがしろにされると、人は幸せを感じることができません。

たとえばもし「自由」が大切な価値観だったとしたら、自由裁量が与えられない仕事には大きな苦痛を感じることになってしまうわけです。

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次に相手理解。

相手理解のポイントは自己理解の裏返しで、すなわち「相手の大切にしたいこと(相手の価値観)はなにか?」を理解すること。

相手からの信頼を得るためには、「相手の大切にしていることを大切にする」が基本になるのです。

仮に部下が自己啓発の時間を大切にしているのであれば、そのことに理解を示し、少しでも自己啓発のための時間を確保してあげれば、部下からの信頼を
得ることができるでしょう。

しかし完璧である必要はなく、なによりも大切なのは、少しでも理解しようとする姿勢。

自己理解と相手理解を繰り返していくと、お互いに価値観がぶつかり合ってしまう場合もあります。

とはいえ、違う価値観がぶつかり合うことで、むしろ相互理解は深まっていくものでもあります。

同じ価値観でつながっていれば居心地はいいでしょうが、そこに「新しいなにか」が生まれることは多くないはずです。

価値観が異なっているからこそ、新しいものが創造されていくということです。

大切なのは、異なる価値観に対してお互いの理解を深めていくことです。

それが双方にとっての学びであり、成長につながっていきます。

 

参考書籍:『「聞く力」こそがリーダーの武器である』
(國武大紀 著、フォレスト出版


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#ワークスタイル #コミュニケーション #リーダーシップ


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