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人間が意見を持つこと:マルクス・アウレリウスの『自省録』より

人間は、必ずしもすべてのことに 関して意見を持つ必要はありません。

 

自分でコントロールできない困難な 問題は、あなたが肯定しようが否定 しようが、議論しようが目を 背けようが、好むと好まらずとに 関わらず存在し続けます。

 

そんなことでわざわざ自分を苦しめ たり惨めになる必要はありません。

 

意見を持たずにいることは容易では ありません。

 

現代はさまざまな意見が簡単にシェア され、意見の持ち主の「人となり」が それで決まる時代だからです。

 

結局のところ、私たちの会話の大部分は、 オンラインであれオフラインであれ、 個人的な意見なのです。

 

政治や社会問題は、世の中でしっかり した意見が交換されると状況が変化 することもあるので、注意を払うに 値する事柄です。

 

一方で、際立った味付けの料理、 科学的に実証された事実、確固たる 人格、幅広い世代のファンの高い期待に 応えるべく莫大な予算を投じた映画など、 簡単には揺るがない事柄もあります。

 

 

誰がどんな意見を持とうと存在し続け、 影響を受けることもない事柄なので、 わざわざ意見を持つ必要はありません。

 

こちらのコントロールがまるで及ばない ことに関して意見を持ったところで、 何の意味もないからです。

 

それでも意見を言うのは単なる自己顕示 でしかなく「あなたの言う通り」と他人に 承認されることをどこかで期待している のです。

 

「何にでも意見を持つ必要がある」という 思い込みを捨てて自分が幸福になる ことを優先させる。

 

まずは、役に立たないことにまで意見を 持つことから解放されて、心の重荷を 下ろすことです。

 

そうすれば、どんな芸術的嗜好も、 どんな事実も、どんな異なる見解も、 こちらの存在を脅かすほどの意味を 持たなくなります。

 

そして、自分がまったく知らないことに 遭遇したらもっと理解を深めるまで 意見を持たないことが得策です。

 

「意見を持てるほどまで、まだそれに ついてはよくわからないんです」と 言ってもかまわないのです。

 

大事なことだと思ったら、後で議論に 参加すればいい。

 

そうすることで、さまざまな思惑で ざわついていたこれまでの虚しさが、 行動、知識、感謝、平穏で満たされます。

 

まとめ:意見を持つことは選択の自由が あり、義務ではありません。

 

気に入らないことや自分でコントロール できないことに遭遇したら、そのことは 考えないようにして、自分の時間や 幸福感を大事にする。

 

逆に、大いに支持したいことに遭遇して、 それを擁護する必要性を感じる場合は、 ぜひそのために奮闘する。

戦車がなくても戦える戦いです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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