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“改善活動”が「働き方改革」に逆行する!?

頑張りを認めてもらおうという心理は、 働き方改革の足かせになるだけでなく、 むしろ改革を逆行させかねない。

 

その典型が会議である。わが国では 会議の数が多く、出席者の人数も多い。

 

しかも長時間にわたる。結果的に そうなるというより、意識的にそうして いる面もあります。

 

その源をたどると、皮肉なことに業務の 改善活動に行き着きます。

 

改善活動やQCサークルは日本的経営の 代名詞ともいえるほど海外でも知られて いるが、会議をたくさん開き、できる だけ大勢参加したほうが高く評価され ました。

 

おそらく会議の資料も分厚いほど よかったと考えられます。

 

このような考え方は、いまもそれほど 変わっていません。

 

とりわけ幹部が報告の場に立つときには、 失敗して恥をかかせぬよう部下は万全の 準備をする。

 

手持ち資料にはタイムテーブルに沿った 発言内容があらかじめ記され、 どんな質問があっても答えられるような 想定問答や、議論の展開に応じて いくつかのシナリオも用意されます。

 

そうした資料づくりに費やされる部下の 時間と労力は膨大なものになります。

ところで働き方改革のもう1つの目玉は 女性の活躍や、ダイバーシティ、 すなわち多様な人材の活用です。

 

そこでもまた「裏の承認」文化が障害に なっています。

 

現実に家事や育児の負担を担っている 女性は、男性と同じように遅くまで残業 することも、「飲みニケーション」などに 付き合うことも難しい。

 

そのためほかの条件が同じなら、男性より 評価が低くなる場合があります。

 

しかも管理職に就けば残業や付き合いの 負担も一層増えるので、昇進に尻込みする 女性が少なくありません。

 

プライベートを大切にし、合理的な働き方 にこだわる外国人もまた非効率な 「裏の承認」文化に抵抗を示します。

 

実際、欧米人はもとよりアジア人も、 このような文化的理由で日本企業より 欧米企業で働くことを選ぶ傾向があります。

 

さらに派遣やパートなど非正規従業員の なかにも、「裏の承認」を強く求められる 正社員を避け、待遇が悪くても自由な 非正規で働きたがる人が多い。

 

それが正規と非正規の格差を是正し、 同一労働同一賃金を実現するうえで見えない 壁になっています。

 

このようにわが国特有の「裏の承認」文化が 仕事の効率化を妨げ、働き方改革の障害に なっているのです。

 

そこに着目しなければ改革は進みません。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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