大切な人の自己肯定感を強める
傾聴には、もうひとつ重要な効果があるそう
です。
傾聴されることで、話し手は自己肯定感を
強化できます。
子どものころ、きちんと話を聴いてもらえ
ず悲しい気持ちになったことがあるのでは
ないでしょうか。
あるいは話を途中で遮られたり、批判され
たりして嫌な気持ちになったことがある
かもしれません。
話をきちんと聴いてもらえないと、「理解
してもらえなかった」という思いととも
に、「自分の話なんて聴いてもらう価値が
ない」という破壊的なメッセージが潜在
意識に入り込むもの。
それがいつしか「自分には価値がない」と
いう暗示となり、自己肯定感を損ねて
いきます。
しかし逆に話を最後まできちんと聴いて
もらえると、「自分の話には聴く価値が
ある、自分には価値がある」という強力
なメッセージが届き、自己肯定感が
強化されることになります。
ところで、聴き手が傾聴から離れてつい
アドバイスしてしまうことがあります。
もちろん、すべてのアドバイスが悪い
わけではないでしょう。
ただし大切なことは、話し手が「自分の
言いたいことをすべて聴いてもらえた」
と満足できたかどうか。
傾聴するとき、ついわかったつもりに
なって話を途中でさえぎったり、
アドバイスや批判をしたくなったり
します。
その時、自分の心の中で意見したい、
批判したい、アドバイスしたいという
気持ちがわいてきて、その瞬間、
「話をさえぎりそうになった!」
「アドバイスしそうになった!」と
気づいたら、マインドフルネス体験を
している。
聴き手がマインドフルなら相手の話を
中断させるような衝動をおさえて傾聴
を続けることができるでしょう。
傾聴することを通じ、自分の心のなか
で傾聴を妨げる気持ちにマインドフル
に気づく。
そうすることで、マインドフルネスの
能力もまた磨かれていくということです。
参考図書:『怒りにとらわれないマインド
フルネス』
(藤井英雄 著、大和書房)
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