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「深い思考」をするための時間の使い方

深い思考をしたいとき、細切れの時間 ではなかなかじっくりと向き合うこと はできません。

 

少なくとも週に一度は必ず3時間くらい のしっかりまとまった時間をとるように 心がけたいものです。

 

たとえば経営について「長期的になにを するか」といった、高い集中力を必要と するテーマを考えるのだとしたら、 ちょっと考えてすぐに結論が出るわけ ではないはずです。

 

ある程度のまとまった時間単位でないと、 納得できる一定の深い思考には到達 できないわけです。

 

しかも人間の集中力はもともと、 それほど長くは続かないものです。

 

3時間あったとしても、その時間まるまる 考え続けるというケースは少ない。

 

だいいち、いくら「深い思考」をしようと しても、いきなりできるわけでは ありません。

 

しかし3時間あれば、その時間内に 「深い思考」に入るための「助走となる時間」 と「考えたことを整理する時間」も用意する ことが可能です。

 

「深い思考の前後」にも十分時間を使うこと ができるのが、大きなメリットになります。

 

なおじっくり考える前には、5分、10分でも、 情報収拾をして必要な情報をインプット する時間があると、アウトプットの質が 大きく違ってきます。

 

そして、じっくり考えたあとは、できれば 結論をまとめたり、次につなげるための 布石を打つところまでできると、 アウトプットの質はよりよいものになります。

 

たとえば人に説明する資料をつくったり、 結論を踏まえて相手とどんなコミュニケー ションをするか想定するなど。

 

まとまった時間があれば、こうした生産性の 高いアウトプットが望めるということ。

 

だから「緊急で重要なこと」ばかりに追われる ことなく、「すぐにやらなくてもいいけれど 重要なこと」も効率よく確実に進められる わけです。

 

 

重要なのは、思考するためのまとまった 時間もちゃんとスケジュールに入れる ことです。

 

週の初めにはあらかじめ「考える時間」も 予定に組み込むようにする。

 

その際のポイントは、同じ3時間であっても、 30分の予定を6回小刻みにするのではなく、 できるだけまとまった時間単位で スケジュールを押さえること。

 

そして予定を抑えたら、あとはスケジュール どおりに行動する。

 

その段階では、「この3時間箱のテーマに ついて考えるためにアサインされた (割り当てられた)時間だ」と、しっかり 認識して行動に移すことが大切です。

 

なぜなら、認識するのとしないのとでは、 その時間の生産性が大きく違ってくるから です。

 

事業戦略を練るため、山籠りをして考えを まとめてみる。

 

チャット、メールなどの連絡手段は 一切断ち、情報のインプットと考えを まとめることにフォーカスする。

 

大胆なことのようにも思えますが、 それくらい意識的に「考える時間」を とるべきで、そのためにまとまった 時間が必要だと思います。

 

そうでなければ、目の前のことを 片づけることにばかり追われ、 「すぐにやらなくてもいいけれど重要な こと」は、いつもあとまわしになって しまいかねないからです。

 

「本当にやりたいこと」が、高度な思考を 伴うものであったり、あるいは新しく なにかを創造していくものであれば なおさらです。

 

だからこそ、チャレンジしたいテーマや 突破したい課題があるのなら、 まずは「考える時間」のスケジューリング からすべきです。

 

参考文献:『「3か月」の使い方で人生は変わる Googleで学び、シェア№1クラウド会計ソフト freeeを生み出した「3か月ルール」』 (佐々木大輔著、日本実業出版社

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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