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相手の反応を予測しておく

敏感な人や内向的な人の多くは、 「心配しすぎちゃダメ」と言われがち です。

 

たしかに状況がちっとも危険では ないとわかったり、考えたことが すべて無駄だったとわかったりした ときには、心配することに費やした 労力は無駄になってしまいます。

 

しかし、事前にシミュレーションを しておくことにも、たくさんの メリットがあるはずです。

 

たとえば、完全に自分流のやり方で 問題を解決したことに、上司が強い 不満を覚えているのではないかと 想像し、そのことについて一晩 考え込んだとしましょう。

 

ところが実際には上司が自分を認めて くれていたとしたら、それまで 多くの感情や思考を費やしてきた ことを悔やむかもしれません。

 

でも、もしも心配していたとおり、 上司が自分のやり方を批判的に 見ていたとしたら?

 

その場合は、もしもの事態に備えて いたおかげで、大きなショックを 受けずにすむかもしれません。

 

そればかりか、後悔するようなことを うっかり上司に言ってしまったり することも防げると考えられます。

 

あるいは、長期的に見ると会社での 立場にプラスに働くような、分別の ある方法で、上司の批判に応える ことができるということもありえます。

 

上司やパートナーに不満を持って いるのであれば、あらかじめさまざまな 想定をしつつ、 「なにをどのように伝えればよいか」と 考えることで、平和的に解決する ことも可能になります。

どこからが考えすぎか、自分で判断 するのは難しいかもしれません。

 

だからこそ、ときにはパートナー、 医師、専門のセラピストなど誰かの 助けを借りることも一考です。

 

助けを借りなさすぎるよりは、 借りすぎるほうがいいそうです。

 

なお実際のところ、敏感な人や 内向的な人が、事前に結果を予想 しようとするのは、多くの場合、 自分にとってだけでなく、他者に とって不快な状況になるのを避けよう とするためです。

 

もしかしたら、大事な会話をする前に、 次のような会話を心のなかで シミュレーションしているのかも しれません。

 

会話がどんな流れになるか予想する 能力を、みんなが持ち合わせている わけではありません。

 

そして予想するには、思いやりと 想像力が必要です。

 

もちろん、大げさな想像をしたり、 他の人との接触の芽を摘んでしまう 場合もあるかもしれません。

 

しかし、本人や他者を不快な状況から 救い出すこともあり得るはずです。

 

だからこそ、大事な会話をする前には、 準備して臨むべきです。

 

会話にさまざまな感情が入り乱れれば、 ときには言葉を詰まらせることに なるかもしれません。

 

そのため、前もってある程度準備して おいたほうがいいということです。

 

参考文献:『敏感な人や内向的な人が楽に       生きるヒント』 (イルセ・サン著、枇谷玲子訳、  ディスカヴァー・トゥエンティワン

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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