愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

脳は無意識に選択する

ビジネスに目を向けても、脳の無意識
構造は変わりません。

消費者の購買行動における意思決定
なども無意識の影響を受けています。


そのため、その理由をアンケートや
インタビューなど主観的な調査手法で
無意識を探ることは難しい。

脳科学や心理学の分野で行われている
「チョイス・ブラインドネス(盲目的
選択)実験」
といわれるものであり、
人の選好理由が後づけで行われること
を示すものです。

そしてこの実験は、購買後の
アンケート調査やインタビューが
いかに難しいかを示唆しています。

人は好きなことの理由を後づけで
考えるので、必ずしも選んだときの
理由を意識しているとは限りません。


したがって、アンケートやグループ
インタビューで得られる購買動機が
必ずしも事実と同じとは限らない、
事実が歪む可能性があります。

人は好きなものを選んだ「その瞬間」
の理由をわかっていない可能性が
あるということです。

また、なぜ選んだのかを説明したと
しても、それは必ずしも正しいと
限らないということです。

 

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・答えは脳に聞け

では、私たちはどうすればよいのか。

その一つの答えが脳に聞くという
方法です。

脳は無意識のうちに快を感じる音楽に
反応します。

ヒット曲の予測が脳計測からできる
ようになる可能性を示唆しており、
非常に興味深いものです。

消費者の本音を探るためには、
消費者の脳を知ることが効果的です。

なぜなら、モノやサービスを購入する
という意思決定は脳が行なっている
からです。

脳計測によって、脳が快に感じている
状態、すなわち脳が満足している状態
を知ることができれば、より良い商品
やサービスを提供することができます。


経営学の父といわれたドラッカーは、
「企業が生み出すものは満足した
顧客である」
と言っています。

満足した顧客を創出できなければ、
当然、その対価として代金を
支払ってもらえないわけであり、
企業として継続的に存続できません。

そして顧客を満足させるということは、
顧客の脳が足を感じる状態を製品や
サービスを介して創出するということ
になります。


昨今、「モノからコトへ」「シナリオが
重要」などと言われていますが、そこに
集約されていることは、どうすれば
顧客の脳が満足を感じるかを探ることで
あり、製品やサービスは顧客を満足
させる媒体にすぎないということです。

つまり、「企業の存在価値は顧客の
『脳』を満足させること」であり、
製品サービスを提供することでは
ないということです。

Q(品質)D(納期)C(コスト)も、
それがゴールではない。

ただし、顧客の脳を知るのは簡単では
ありません。

直接的に脳を観察することができな
ければ、脳の意思決定の結果である
生理的な反応(心拍の変化など)を
知ることは有効です。

もしくは、顔の動き、手の動き、
身体の動き、実際に歩く経路、
停留時間などの行動を観察し
定量的に計測することです。

なぜならば、行動は脳活動の結果
だからです。

実際には、それぞれの計測手法には
それぞれ長所短所があります。

そのため脳計測、心理計測、生理計測、
行動観察、主観評価をどのように
組み合わせて、どこまで
「相手の無意識を知る」かがカギと
なります。

 

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