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つらい時を乗り切る効用:心理学研究でわかった文章を書く効用2

解雇されたばかりのエンジニアを対象 としたある研究では、表出型の執筆 行動を頻繁に行っていた人は、 次の仕事をより早く見つけられたこと がわかりました。

この事例についても、アダム・グラント氏は こう解説しています。

失業したことについて自分の考えや 感じたことを文章にしていたエンジニアは、 自分をクビにした雇用主に対して怒りや 敵意を示す度合いが低いことがわかりました。

また、酒量も少なかったのです。

8カ月後、比較対照群のエンジニアで フルタイムの仕事に再雇用された人の 割合が19%以下だったのに対し、 表出型の執筆行動を行っていた人では この割合が52%以上に達しました。

さらに、以前のある研究では、 トラウマになるような体験について 文章を書くのは、その出来事が起きて から6カ月が経つまでは、むしろ被験者の 抑うつ状態を悪化させるとしています。

しかし、半年を過ぎると、文章を書く ことが感情に与えるメリットが 根付いてきます。

ある被験者は、自らの心境について こう説明しています。

自分が書いた内容は、今まで誰にも 話していませんが、それでも、ついに この体験と折り合いをつけることが できました。

心の痛みを感じないようにするのでは なく、向き合うことで克服できたのです。

今はそのことを考えても、心が傷つく ことはなくなりました。

表出型の執筆行動が効果を発揮する には、どうやらタイミングが非常に 重要なようです。

つらい体験について無理に文章を書く ように強いても、逆効果にしかならない 恐れがあります。

逆に、自然な流れで文章を書くので あれば、その効果は明確と言えます。

お読みいただきありがとうございました。

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