愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

自分を知るのは、思いのほか難しい

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」

これは、かの有名な中国の兵法書
孫子』に書かれている格言です。

お客様のことを知っていれば、彼らが
望んでいる商品やサービスを
提供できる。

上司のことを知って入れば、上司の
意図を理解し、素早く業務をこなせる。

同僚や部下のことを知っていれば、
チームを上手にとりまとめられる。

しかし、敵(他人)を知ることは
難しい。

それゆえ、この格言には深い意味が
あります。

当たり前ではあるが、相手を
知らなければビジネスはうまく
いかない。

既存のビジネスならば、会社の
ブランド力や先輩たちが築き上げた
チャネルなど、過去の経験の蓄積で
何とかできるかもしれない。

ただ、それでは新しい事業で成功
することはできません。

この格言にあるもう一つの重要な
メッセージは「己を知る」こと、
すなわち、自分の会社、自分自身を
知る
ということです。

自社のケーパビリティ、自己の能力
や性格などを客観的に知ることで
ビジネスの戦略を間違わずに
組み立てられるだろう。

だが、これは相手を知ること以上に
難しい。

言うまでもなく、自社が置かれて
いる状況や製品・サービスの内容、
特徴、欠点などをきちんと理解して
おくことは重要です。

常日頃きちんと状況を把握して
おけばできるようなことです。

しかし実際には、意外なくらい
「己を知らない」ことが多いよう
です。

組織が大きくなればなるほど
この傾向が強いことは、皆さんも
経験から理解できるでしょう。

さらに、自身の性格や能力を知る
ことはもっと難しい。

 

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昔から「無くて七癖」(自分では
癖がないと思っていても実際は
多少の癖があること)と言われる
ように、自分の性格や癖を知る
ことはなかなか難しいことです。

たとえば、多くの人は自分の能力
を平均より上、もしくは平均的
だと考えています。

クルマの運転が上手か下手かと
尋ねれば、「上手いほう」「普通」
「平均的」と答える人が多く、
下手とは答える人は少ないであろう。

同様に、あなたは仕事ができるか、
できないかと問われれば、
できないとは答える人は
ほとんどいない。

人は客観的なデータを基にする
のではなく、無意識に自分の脳の
中に蓄えられている情報を基に、
他人よりも運転が下手ではない、
あいつよりは仕事ができると勝手に
能力を高く見積もっている。

脳にある経験や学習の記憶が
無意識にバイアスとなり、客観的に
自己を知ることはできるようで
なかなかできないのです。

 

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