愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

経営や仕事への取り組み・社会心理学・生活の智慧に関する考え方、思い、提言をお伝えします

心を静める効果:心理学研究でわかった文章を書く効用1

「文章を書く行為」と「幸福」の関係に 関する研究の大部分は、 「表出型の執筆行動」、つまり、自分の 考えや感じたことを書き留める行為を 対象としています。

ブログを書くことでさえ、心を癒すと いう意味では、人目に触れない ところで自分の気持ちを綴る表出型の 執筆行動と「同等の効果が生まれること は間違いない」とする説もあります。

表出型の執筆行動を日常的に行って いると、気分や幸福度の向上、 ストレスレベルの軽減といった効果が あると、心理学者のアダム・グラント氏 は述べています。

将来の目標や夢の達成について文章を 書くと、幸福度や健康度が向上する 可能性があることが、Laura King氏に よる研究で明らかになっています。

また、Jane Dutton氏と筆者の研究でも、 ストレスの高い資金集めの仕事をして いる人に数日間、自分の仕事にどれだけ 世の中を変える影響力があるか、 というテーマで日誌をつけてもらった ところ、それから2週間にわたって 1時間あたりの業務効率が29%アップした という結果が出ています。

裏返せば、言葉を発することを面倒に 思っていると、感情の表現や体験の共有、 ひいては他者とのコミュニケーションに 問題が生じます。

頭の中では考えが膨らんでいるのに、 いざ話そうとするとたどたどしい言葉 しか出てこないというのは、非常に もどかしい状況です。

定期的に気持ちを文章にしたためる 習慣を身につければ、このような つらい状況はある程度回避できます。

心の知能指数(EQ)といった分野だけで なく、数学のようなハードサイエンスの 領域も含めて、文章の形で考えを まとめておくと、高度で複雑な思考を 人に伝える際の効率がアップすることが わかっています。

手を実際に動かして具体的な文章にする ことによって、「思いついた時はすごい アイデアだと思ったんだけれど......」 という残念な事態を避けられます。

脳は曖昧な抽象概念を許容できますが、 文章だとそうはいかないからです。

お読みいただきありがとうございました。

ライフシフト・パラレルキャリア・ 権利収入をテーマとした、 すぐにでも出来る働き方改革 LINE 無料セミナーに参加してみませんか?

メッセージ・コメントお待ちしております。

ビジネス・コミュニティ活動に興味がある方 参加してみたい方 下記URLまで、アクセスしてください。

https://line.me/R/ti/p/%40kax1672y