愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

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「やめどき」を意識すれば、人生はもっとうまくいく

先延ばしの大きな原因の1つが「完璧主義」 です。

 

完璧主義は、2つの意味で先延ばしの原因 になります。

 

まず、失敗の恐怖のために身動きが とれなくなることです。

 

多くの人は完璧でなければ失敗だと 考えます。

 

人びとは失敗したくないので、それを 確実に避ける唯一の方法を選択します。

 

すなわち、課題に取りかからないことです。

 

完璧主義の1つのあらわれは、課題に 取りかからないことだといえます。

 

もう1つは時間管理とかかわっています。

 

課題には取りかかるのですが、あらゆる 部分を完璧に仕上げるために膨大な時間を 費やすので、先ほどのパターンと 同じくらい(またはそれ以上に)重要な 課題に取り組む時間がなくなってしまい ますす。

 

 

もしあなたがミケランジェロで、 システィーナ礼拝堂の天井画を描いている なら、それもやむを得ないかもしれません。

 

しかしその場合でも、「ここにもう1人の 天使を描き、エレミヤのあごひげを 少し修正し、アダムのへそを消そう」と 悩んだあげく、いずれ「もうこれで十分 だから、そんなことをする必要はない」と 決断しなければならないときが来ます。

 

ミケランジェロ自身も「芸術をきわめる 秘訣は、いつ切り上げるかを見きわめる ことだ」と言ったとされます。

 

もちろんこれは、「最善を尽くさなくて いい」ということではありません。

 

もっときれいにできる家はたくさんあり ます。

 

もっとうまく書ける手紙もたくさんあり ます。

 

しかしだからといって、完璧を追求すると 膨大な時間を空費することになり、 ほかの活動をする時間が足りなくなります。

 

時間を有意義に活用したいなら、 「その時間でほかにどんなことができるか?  それができなくなってもいいのか?」と 自問してみる。

 

有名なジャーナリストのゲイル・シーヒー はこう言っています。

 

「精いっぱい努力したなら、これで十分 だと思おう。自己肯定感が高まれば、 これで十分だと思えるようになる。 これで十分だと思えるようになれば、 自己肯定感が高まる」…と

 

参考文献:『DO IT NOW いいから、 今すぐやりなさい』 (エドウィン・ブリス 著、弓場隆 訳、 ダイヤモンド社

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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