愉快な人生を生きるために~知識を知恵に~

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完璧主義者はどうすれば変われるか

・成功から学ぶ

完璧主義者にとって、失敗から学ぶのは 難しい。

 

過ちと向き合うことに抵抗があるうえ、 反芻を引き起こす原因になるからです。

 

その代わりに、成功から学ぶ。

 

成功に至った道筋を振り返ることで、 たとえ多少の問題があったり、準備万端 ではなかったりしても、有意義な結果を 出せたことに納得できるようになります。

 

このプロセスをたどることで、 「狙う前に撃つ」というアクション・ オリエンテッドのアプローチがいかに 有益か、理解できるようになります。

 

このアプローチでは、徹底的な事前調査 と熟考を重ねる代わりに、実体験から 得た知識をもとに意思決定やプロセスを 微調整します。

 

もう1つの方法として、完璧主義でなく ても成功している、周囲のロールモデル や同僚などを参考にするのもいい。

 

なぜ完璧主義に陥ることなく成果を 出せるのか、その行動を観察し、学ぶ。

 

・迅速な意思決定と行動を促すための ヒューリスティクスを開発する

 

ヒューリスティクスとは、毎回ではないが ある程度の頻度で、よい判断を導き出す ことを目指す経験則です。

 

ヒューリスティクスの開発は、より迅速な 意思決定がもたらすメリットと、行動を 遅らせて長い時間考えることがもたらす メリットのバランスを取るのに役に立ち ます。

 

ヒューリスティクスは、完璧主義者に とって、物事の優先順位を決める非常に 優れた手法です。

 

 

・「どうすればあと1%改善できるか」を 考える これは、問題解決のために、つい物事を 複雑にしてしまいがちな人にお勧めしたい 方法です。

 

完璧主義者は完全無欠を目指すため、 わずかな改善に対して否定的になりがち です。

 

しかし、「どうしたら自分の行動をいま より1%だけ改善できるか」と考えると、 想像以上に簡単な方法があることに気づき ます。

 

・「反芻」を断ち切る方法を身につける

「反芻」をうまくコントロールできる ようになれば、失敗や欠点を受け入れ やすくなります。

 

何か1つのことをグルグル考え始めている ことに気づいたら、それに執着して 思い詰めることが本当に自分にとって 役に立つのか、自問自答してみる。

 

反芻していると問題を解決しているように 錯覚するが、実際には違います。

 

頭の中で悩みが堂々巡りになっていたり、 反芻することで機嫌悪くなったりする ようなら、いっそ吹っ切ってしまった ほうがよい。

 

完璧主義の代償や、完璧主義が生産性や 心身の健康、職場や家庭での人間関係に どれほどの影響を及ぼすかを理解する……

 

それこそが、完璧主義という破壊的な 傾向を軽減する第一歩となります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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